大規模自社株買いを22年5月に発表したヤマダホールディングス(9831)、ENEOS(5020)の自社株買い状況を追っていますが、10月までの結果が出ましたので進捗を確認します。
2022年 ヤマダHD 計画(上限) 200百万株(23.9%)、1,000億円
10月も自社株買いを実施して、累計は 約100.6百万株(計画比50.3%)、約477.1億円(計画比47.7%)となりました。株価は想定価格の500円未満で推移しているため、株数ベースの進捗率が高いです。発行株数(自己株式除く)に対する自社株買い累計は12%まできました。
グラフに各月の自社株買い金額と金額ベースの進捗率を表します。10月は約78.5億円の実績となりました。一方、株価は横ばいが続いており、500円を超えられない状況ですが、株価の下支えになっていると思います。10月28日には、業績の下方修正を発表しましたが、株価は大きく売られる動きはなかったです。
自社株買いの期間は12ケ月ですが、約6ケ月で進捗率が50%程度なので、進捗は順調です。
2022年 ENEOSHD 計画(上限) 300百万株(9.3%)、1,000億円
10月も自社株買いを実施して、累計は 約174百万株(計画比58.0%)、約885.5億円(計画比88.5%)となりました。株価は想定価格の333円より高い価格で推移しているため、金額ベースの進捗率が高いです。発行株数(自己株式除く)に対する自社株買い累計は5.4%まできました。10月は143億円実施されました。11月には上限の1,000億円に到達しそうです。
株価の状況は500円前後でレンジ相場となっています。