ヤマダ大規模自社株買い進捗 約40%に,他ENEOS 22年9月

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大規模自社株買いを22年5月に発表したヤマダホールディングス(9831)、ENEOS(5020)の自社株買い状況を追っていますが、9月の結果が出ましたので進捗を確認します。

2022年 ヤマダHD 計画(上限) 200百万株(23.9%)、1,000億円 

9月も自社株買いを実施して、累計は 約84.4百万株(計画比42.2%)、約398.5億円(計画比39.9%)となりました。株価は想定価格の500円未満で推移しているため、株数ベースの進捗率が高いです。発行株数(自己株式除く)に対する自社株買い累計は10.1%まできました。

グラフに各月の自社株買い金額と金額ベースの進捗率を表します。9月は約72億円の実績となりました。一方、株価は横ばいが続いており、500円を超えられない状況ですが、株価の下支えになっていると思います。

自社株買いの期間は12ケ月ですが、約5ケ月で進捗率が40%程度なので、進捗状況は悪くないです。

下のチャートはヤマダ(青)とTOPIX(橙)を自社株買い発表から比較したチャートです。発表直後に大幅に上昇した後、横ばいで継続しており、ヤマダはTOPIXをアウトパフォームしています。

※TradingView提供のチャート

2022年 ENEOSHD 計画(上限) 300百万株(9.3%)、1,000億円 

9月も自社株買いを実施して、累計は 約144.6百万株(計画比48.2%)、約742億円(計画比74.2%)となりました。株価は想定価格の333円より高い価格で推移しているため、金額ベースの進捗率が高いです。発行株数(自己株式除く)に対する自社株買い累計は4.5%まできました。3ケ月連続で160億円を超える自社株買いを実施してましたが、9月は減少して、114億円にとどまりました。ただし、年末までには上限の1,000億円に到達しそうな進捗です。株価は残念ながら、自社株買い発表前の水準まで戻ってしまいました(10月に入ってから上昇してます)。自社株買いは需給面ではプラス要因となると思いますが・・・、厳しいですね。

下のチャートはENEOS(青)とTOPIX(橙)を自社株買い発表から比較したチャートです。当初はTOPIXをアウトパフォームしていましたが、直近ではTOPIXと同等レベルとなりました。

※TradingView提供のチャート

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