自動車メーカー7社の業績,配当利回り,株価推移を比較【22/6/10】

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現在、為替レートでは円安が進んでいますが、円安の恩恵をうける自動車メーカーの今期23年3月期予想利益、PER、配当利回り、株価推移を比較して確認したいと思います。

業績

自動車メーカー7社を時価総額順で並べるとトヨタが圧倒的で35兆円を超えて、本田6.1兆円、日産2.3兆円と続きます。

今期23年3月期の利益予想は、保守的に見ているためか?トヨタ△20.7%、日産△30.4%、スズキ△15.8%、マツダ△1.9%と減益予想なっています。増益予想は本田+0.4%、SUBARU +100%、三菱自+1.3%です。想定為替レートは各社保守的に見ておりトヨタ115円、その他のメーカーも120円から120円台前半に設定しています。現在の為替水準が続けば、上振れ材料となります。

PERは10倍以下が3社で本田8.2倍、マツダ9.2倍、三菱自9.0倍、10倍以上はトヨタ13.4倍、SUBARU13.9倍、スズキ14.6倍、日産14.7倍となっています。

株価は22/6/10終値

配当利回り

今期23年3月期の予想配当利回りを順番に並べました。本田が一番高く3.5%、マツダ3.0%、トヨタ2.4%、スズキ2.2%、SUBARU2.2%、日産0.9%、三菱自は未定ですが、過去2年連続で無配となっています。※トヨタの配当予想は未定のため、前期実績52円で算出(分割考慮)

配当性向は13%~33%となっており、無理な水準ではないことがわかります。

株価推移

2020年の年初を起点に自動車7社の株価と日経平均の株価を比較しました。

22/6/10時点のパフォーマンを見ると、日経平均+17.6%を上回るのは2社でトヨタ+42.8%、マツダ+25.2%、その他は日経平均を下回り、本田+9.7%、三菱自-1.1%、SUBARU-6.2%、スズキ-11.2%、日産-11.3%の順でした。自動車業界の株価は全体的に厳しい状況の中、トヨタの一人勝ちの印象です。

※TradingView提供のチャート

現在、新車を注文しても半年待ちや1年待ちがけっこうあり、需要はそこそこ強いです。今後の業績はやはり半導体不足の解消やサプライチェーン混乱の収束にかかっているのかなと思います。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

※2022年6月10日時点の情報です。情報はできるだけ正確に確認しているつもりですが、保証するものではありませんのでよろしくお願いいたします。

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