ほとんどが2月期決算のイオングループ各社ですが、今期見通しも出揃ってきて、配当維持や増配、無配見通しの銘柄などさまざまです。また、イオングループとなったフジも新しい株主優待制度を発表したり、動きもありますので、現時点の配当利回り、優待利回り、配当と優待をあわせた総合利回りを確認して、ランキングにしたいと思います。
※紹介する銘柄のおすすめランキングではございません。株式投資はリスクがあり、突然の業績悪化、企業不祥事、市場全体の暴落などの可能性がありますので、投資は自己責任でお願いいたします。
総合利回りランキング
今回、イオン本体を含めたイオングループ16社を調べましたが、総合利回りランキングについては、保有株式数の想定を優待利回りが高くなりやすい100株保有時で計算しました。また、割引券と特産品を選択できる場合、割引券の金額で優待利回りを算出。
1位 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス
年に2回株主優待を実施しており、割引券又はグルメ(お米、カレー、梅干し等)など選択できます。100株保有時、割引券を選択した場合,3,000円分が年に2回贈呈されるため、近くに店舗があり、頻繁に利用する人にとってはありがたい内容です。ただ、この会社の割引券はマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東で利用できますが、イオンで利用できないところが残念です。
2位 ジーフット
年に2回株主優待を実施しており、100株保有時、1,000円分の買物券(割引券ではない)が贈呈されます。業績悪化で株価が非常に安いこともあり、結果的に優待利回りは高い水準です。業績は赤字が継続しており、今期も赤字、無配予想です。投資するには十分リスクを考慮する必要があると思います。
3位 イオンモール
100株保有時にイオンギフトカード3,000円分が贈呈されます。割引券でないため、使い勝手がよいです。また、配当利回りも高く、今期予想も経常利益で前年比+40%を見込んでいます。
4位 イオンフィナンシャルサービス
今回紹介するイオングループ16社のなかで唯一、株主優待制度を設けていない会社ですが、配当利回りがこのなかで最も高く4.23%となります。今期の経常利益予想は幅があり、前年比△8.2%~+0.1%となっています。
5位 フジ
マックスバリュ西日本と経営統合し、新会社が今期からスタートしてます。新優待制度では、100株保有時、イオングループ共通の優待券が年に1回、6,000円分贈呈されます。フジネットショッピングポイント3,000円分、地域特産品3,000円相当の3コースから1つ選択します。
※優待利回りはすべて100株保有で計算。
※キャンドゥの優待確定は現在5月末ですが、決算期を変更してますので、今後変更される可能性があります。キャンドゥの100株優待は2,000円+TAXのため2,200円で計算。
※イオンの100株優待は買物の3%キャッシュバックのため、優待利回りは0%で算出。
※コックスの優待は2割引券のため優待利回りは0%で算出。
※ミニストップの優待金額はソフトクリーム235円×5枚×2回で算出。
配当利回りランキング
イオングループは全般的にみて、配当利回りが高い銘柄が少ないですが、その中でも3%超えは3社あり、イオンフィナンシャルサービス、イオンモール、イオンディライトの順番となります。
※配当利回りは22/4/22の株価終値で計算
その他
イオングループはイオン等で使用できる共通優待券(割引券)を贈呈している会社も多く、イオンで買物を頻繁にする人にとっては、食品、日用品の費用を軽減する効果もあるため、人気がある銘柄も多いと思います。