累進配当多い総合商社 配当利回り,配当方針,業績,株価推移を比較【23年5月】

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株主還元に積極的な総合商社ですが、23年3月期の本決算、24年3月期の業績予想がそろいました。

総合商社7社の配当利回り、配当方針、業績、各種指標、株価推移等を確認したいと思います。

24年3月期配当予想、利回り

総合商社7社の24年3月期の配当予想ですが、丸紅、双日を除く、5社が増配予想となりました。

前期の配当に対する増加率で見ると二桁増は三菱商事、伊藤忠となっています。

全般的に株価が好調ですが、各社の予想配当利回りは高く、3.4%~4.6%で、

4%超は住友商事、丸紅、双日です。

配当性向は各社30%程度で、無理のない数値で余裕度があります。

※株価は23/5/17終値

配当方針

総合商社は株主還元にも積極的で累進配当を方針にかかげる会社が多いです。

累進配当は三菱商事、伊藤忠、三井物産、丸紅、豊田通商の5社となっています。

以前に比べると累進配当を還元政策に取り入れる企業も増えており、

投資家にとってはうれしい限りです。

次の中期経営計画でも取り入れてほしいですね。

自社株買い

各社の自社株買いの状況を確認します。新たに発表があったものと現在実施中の自社株買いの状況を記載します。

三菱商事の3,000億円は上限金額、発行済み株式数に対する割合からも大きな数値です。

伊藤忠は今回新たな発表はありませんでしたが、これまで継続的に自社株買いを実施しています。

業績

24年3月期の業績見通しを各社発表しましたが、全社の当期利益が減益予想となっています。

伊藤忠、豊田通商はほぼ横ばいですが、その他は二桁を超える減益です。

23年3月期の決算がよかった反動もあるかと思います。

PER、PBR、時価総額

24年3月期は全社減益予想となっていますが、PERは全体的に低い数値で6.6倍~8.8倍と

すべて10倍以下です。

PBRは1倍未満が3社で、三菱商事、住友商事、双日。

時価総額は三菱商事と伊藤忠は7兆円超、三井物産が6兆円超と3社の規模が大きいです。

年初来株価推移

2023年の年初を起点として、7社の株価推移と日経平均株価を比較しました。

日経平均株価(+17%)をアウトパフォームしているのが、

丸紅+28.7%、三菱商事+28.5%、豊田通商25.2%、住友商事+20.6%、伊藤忠+17.7%

日経平均株価をアンダーパフォームしているのが、双日+14.3%、三井物産+13.9%です。

(どこを起点にするかによって、それぞれ上昇率は変わってくるので、参考の数値です)

※TradingView提供のチャート

※変化率は2023年の年初~5月17日までの推移

最後に

株価は上昇していますが、増配していることもあり、各社、高い配当利回りを維持しています。

株主還元の積極性から今後も総合商社には注目しています。

ちなみに、現在の保有銘柄は三菱商事、住友商事、双日です。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

※情報はできるだけ正確に確認しているつもりですが、保証するものではございません。

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