1/24~1/28の一週間はFOMCなどイベントもあり、値動きの荒い週となりました。指標の結果を見ると、米国は上昇、日本は下落となりました。
国内は日経平均-2.92%、TOPIX-2.61%、特にマザーズは大きく下げ、-10.05%となりました。その中でREITは逆行高となり+3.17%上げました。米国はNYダウ+1.34%、S&P500+0.77%、NASDAQは+0.01%となり、ハイテクがアンダーパフォームしました。ただし、1/28にNASDAQは1日で+3.13%と前半の下げを取り戻しました。
1/25から確認を始めたマイPFは+0.48%となり、国内の全体相場より良好に推移しました。複数の口座に渡っていた国内保有株式が、指標に対してどうだったか今後把握をしていこうと思います。世の中には口座を連携して、全体的に資産を把握する便利なアプリも多いようですが、アプリ連携には抵抗があるため、今のところエクセルでの管理です。ちなみに今週は米国の保有株式、ETFについて、一部を残し多くを売却し、利確しました。しばらく様子見します。
今年に入ってから全体的にボラティリティが高い相場になっています。今後は米国の金融緩和が終了し、利上げ、FRBのバランスシート縮小が始まり難しい展開になりそうです。1月の日経平均株価の下落率で-2.5%より下げた日は既に3日になりましたが、同様な下落率は2021年は1年間で4日しかなかったことからも今年の厳しさが分かります。
次に一週間の東証一部の値上がり率、値下がり率の上位を見てます。
【値上がり率上位5社】
銘柄 | 1/28株価 | 先週比 | |
---|---|---|---|
1位 | 東洋機械金属 6210 | 565 | +63 +12.55% |
2位 | ピーバンドットコム 3559 | 584 | +64 +12.31% |
3位 | ミクニ 7247 | 466 | +42 +9.91% |
4位 | スター・マイカ・ホールディングス 2975 | 1,378 | +119 +9.45% |
5位 | 東京電力ホールディングス 9501 | 323 | +26 +8.75% |
1位の東洋機械金属は22年3月期の3Qと通期見通しを発表し、通期営業利益は12億円から15.5億円に上方修正し、配当予想も15円から25円に修正したことが好感されました。
2位のピーバンドットコム、3位のミクニ、4位のスター・マイカHDは今週、材料になりそうなIR発表はなかったですが、ピーバンドットコムはメディアに取り上げられたこと、スター・マイカは1/13に発表した通期決算が2期連続で最高益更新、増配を発表してます。
5位の東京電力も材料になりそうなIR発表はなかったですが、上昇しました。決算発表は1/31を予定。中部電力は1/28に燃料価格高騰や電源調達コスト増加により業績の下方修正を発表してますが、東京電力はどうなるでしょうか。
【値下がり率上位5社】
銘柄 | 1/28株価 | 先週比 | |
---|---|---|---|
1位 | グレイステクノロジー 6541 | 21 | -45 -68.18% |
2位 | Sansan 4443 | 1,210 | -442 -26.76% |
3位 | 三井海洋開発 6269 | 1,123 | -318 -22.07% |
4位 | Fast Fitness Japan 7092 | 2,009 | -557 -21.71% |
5位 | 日本M&AセンターHD 2127 | 1,706 | -466 -21.45% |
値下がり率1位のグレイステクノロジーは不正会計により大きく下げていましたが、今週上場廃止見込みを発表しました。上場廃止は2月末予定です。不正会計を最初に発表したのは21年11月9日ですが、その後、400円前後を推移し、1月中旬から急落していました。
2位のSansanは1/13発表の中間決算で営業赤字に転落(前期黒字)し、国内証券から投資判断引き下げなどがありました。今週は特別な発表はありませんでした、下げの流れが止まらず、今週も大きく下げました。
3位の三井海洋開発は1/21に通期決算の大幅な下方修正と期末無配を発表したことで大きく下げました。ガス田開発プロジェクトの操業再開のずれ込みやブラジル沖の油田プロジェクトの将来の修繕費を損失として計上。
4位のFast Fitness Japanは特に悪材料となるIRは出ていませんが大きく下げました。12/27にはマザーズから東証一部に変更されましたが、マザーズの全体相場につられたのかもしれません。
5位の日本M&Aセンターは1/24に22年3月期3Qの決算延期を発表しました。IRの発表では、売上の期間帰属に関しての問題が中心としてます。2/14に発表する予定ですが、詳細な内容が出てくるまでは不安定な相場になる可能性があります。21年11月高値より半分以下の株価になっています。
東証一部の上位値上がり率、値下がり率ランキングを見ましたが、全体的に相場が下落したこともあり、値上がり率より値下がり率の方が大きくなりました。