居酒屋等を展開する串カツ田中ホールディングス(22年11月期3Q)と大庄(22年8月期通期)が先週末22/10/14に決算を発表しました。週明けの今週の株価反応では明暗が分かれる結果となりました。
決算期が異なるので、直近1年の四半期毎の状況を確認します。
3547 串カツ田中
期間 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 |
---|---|---|---|
21年9月~11月 | 18.0億円 | △5.61億円 | 1.20億円 |
21年12月~22年2月 | 22.3億円 | △2.48億円 | 6.50億円 |
22年3月~22年5月 | 26.4億円 | △0.28億円 | 2.54億円 |
22年6月~22年8月 | 30.0億円 | 0.95億円 | 4.71億円 |
串カツ田中は21年9月から3四半期連続で営業損失が続いていましたが、直近の22年6月~8月では、営業黒字に転換しました。売上も四半期毎に回復が見られます。また、経常利益については、助成金収入等のおかげもあり、黒字が続いています。
9979 大庄
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | |
---|---|---|---|
21年9月~11月 | 74.9億円 | △19.4億円 | 15.3億円 |
21年12月~22年2月 | 91.1億円 | △14.3億円 | △14.3億円 |
22年3月~22年5月 | 95.8億円 | △9.47億円 | 5.53億円 |
22年6月~22年8月 | 96.0億円 | △10.6億円 | △10.6億円 |
大庄は21年9月から連続して、営業損失が続いており、まだ黒字転換にいたっていません。経常利益は助成金収入等のおかげもあり、21年9月~11月と22年3月~5月に黒字浮上しています。売上の回復は見られるものの、回復のスピードは鈍化しています。
今回の決算発表を受けて、串カツ田中は大きく買われ、大庄はあまり動かない結果となりました。大庄は今回の決算と同時に23年8月期通期予想も発表し、今期は営業利益ベースで黒字転換(5.5億円)する予想となっています。
それぞれの売上高原価率を見ると串カツ田中は35.7%(3Q累計実績)、大庄は56.1%(通期実績)となっており、居酒屋としての業態の違いはありますが、串カツ田中の原価率の低さが際立ちます。
【串カツ田中HD 5日チャート】
【大庄 5日チャート】
※TradingView提供のチャート
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