大規模自社株買いを22年5月に発表したヤマダホールディングス(9831)の自社株買い状況を追っていますが、12月までの結果が出ましたので進捗を確認します。
2022年度 ヤマダＨＤ 計画(上限) 200百万株(23.9%)、1,000億円
12月も自社株買いを実施して、累計は 約132.1百万株（計画比66.0％）、約624.3億円(計画比62.4％)となりました。株価は想定価格の500円未満で推移しているため、株数ベースの進捗率が高いです。自社株買いの期間は1年ですが、約8ケ月で進捗が66％（上限株数に対して）なので、このまま実施すると、上限に近いところまでいきそうな勢いです。
グラフに各月の自社株買い金額と金額ベースの進捗率を表します。12月は約62.8億円の実績となりました。一方、株価の変化は少なく、横ばいが続いており、500円を超えられない状況となっています。
今期は業績の下方修正を発表している影響もあってか、大規模な自社株買いを継続するなかでもなかなか株価上昇にはつながっていない印象です。
