今回は高配当で株主優待にカタログギフトを設けている地銀で優待を取得できる最低投資額が20万円台のめぶきフィナンシャルグループについて確認したいと思います。(昨日は第四北越フィナンシャルグループの記事を書きました。高配当,優待はカタログギフト 投資額20万円台の地銀)
茨城県に本店を置く常陽銀行と栃木県に本店を置く足利HD(足利銀行)が経営統合し、2016年10月にめぶきフィナンシャルグループが発足しました。傘下には銀行の他、証券、リース、信用保証、カード会社等があります。
基本情報
銘柄:めぶきフィナンシャルグループ(7167)
株価:265(22/8/19)
配当利回り:4.15%
予想PER:6.36倍
実績PBR:0.31倍
時価総額:2886億円
自己資本比率(国内):10.92%(22年3月)
実績ROE:4.3%
予想配当利回りは現在株価で4%超となっています。時価総額は2886億円で、地銀の中でも大きい銀行グループです。
株主優待内容
権利確定月:3月末(1年以上継続保有必要)
保有株式数:1,000株以上
優待内容:保有株式数に応じて、地元特産品等が選べるカタログギフト贈呈。寄付も選択可。
保有株式数 | カタログギフト |
---|---|
1,000株以上 | 2,500円相当 |
5,000株以上 | 4,000円相当 |
10,000株以上 | 6,000円相当 |
1,000株保有時の優待利回りは 0.94%。
写真は2,500円相当(一部)
業績
23年3月期1Q 決算内容(実績)
- 前年比で増収、減益
- 経常収益は資金運用収益等の増加により増収。
- 経常利益は営業経費が減少したものの、資金調達費用等の増加により、減益。
23年3月期通期予想
- 通期では経常利益は前期と同等、純利益は増益を見込む。
決算 | 23年3月期1Q実績 | 23年3月期通期予想 |
---|---|---|
経常収益 | 813.5億円(16.0%) | 非開示 |
経常利益 | 217.4億円(△18.5%) | 650億円(0%) |
純利益 | 153.5億円(△18.3%) | 450億円(4.7%) |
配当
配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
19年3月期 | 11円 | 27.8% |
20年3月期 | 11円 | 35.3% |
21年3月期 | 11円 | 34.9% |
22年3月期 | 11円 | 28.2% |
23年3月期(予想) | 11円 | 26.4% |
株主還元方針は総還元性向で30%以上を目安としています。過去実績では、年間11円を安定的に出しており、配当性向は30%前後となっています。今期も11円を予想しており、配当利回りは4.15%と高いです。
また、自社株買いは19年3月期に20億円、20年3月期に40億円、22年3月期に145億円+50億円を実施してます。
株価推移
1年のチャートを見ると、安値は21年12月1日の222、高値は22年2月9日の290のレンジ相場となっています。
【めぶきフィナンシャルグループ 1年の日足チャート】
2016年10月経営統合後からのチャートを見ると、2018年1月につけた高値518から下落傾向となり、2020年以降は横ばい傾向でほとんど200円台で推移しています。
【めぶきフィナンシャルグループ 2016年10月経営統合後からの日足チャート】
※TradingView提供のチャート
まとめ
1,000株保有時の優待利回りは0.94%、配当利回りは4.15%、総合利回りは5.09%です。株主優待を得るための投資金額は1,000株保有の場合、現在株価で265,000円となります(ただし、1年以上の継続保有が必要)。配当金は安定的に年間11円出しており、現在株価で配当利回りは高い銘柄です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。
※2022年8月19日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性がありますので、投資を検討される場合はご自身でも事前に確認をお願いいたします。