高配当,優待はカタログギフト できるだけ投資額を抑えたい 地銀銘柄②

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高配当,株主優待はカタログギフトを設定している地銀で投資金額が低めな銘柄として、百十四銀行の現況を昨日、記事(高配当,優待はカタログギフト できるだけ投資額を抑えたい 地銀銘柄)にしましたが、今回は北日本銀行について確認したいと思います。北日本銀行は盛岡市に本社を置き、岩手県を中心に展開する第二地銀です。

基本情報

銘柄:北日本銀行(8551)

株価:1,710(22/8/17)

配当利回り:3.51%

予想PER:5.97倍

実績PBR:0.19倍

時価総額:150億円

自己資本比率(国内):8.9%(22年3月)

実績ROE:2.8%

予想配当利回りは現在株価で約3.5%。第二地銀ということもあり、時価総額は150億で規模は大きくないです。

株主優待内容

権利確定月:3月末

保有株式数:100株以上(1年以上継続保有必要

保有株式数に応じて株主優待カタログ(特産品等)又は金利優遇定期預金のいずれかを選択

保有株式数株主優待(特産品)株主優待券(金利優遇 )
100株以上3,000円相当3枚(預金限度300万円)
500株以上3,000円相当4枚(預金限度400万円)
1,000株以上6,000円相当5枚(預金限度500万円)

100株保有時の優待利回りは1.75%

業績

23年3月期1Q 決算内容(実績)

  • 前年比で増収、増益
  • 経常収益はリース関連収入や貸倒引当金戻入益が増加して増収、経常費用はリース関連費や国債等債券売却損により増加したものの、経常利益は前年比で36.2%増益。

23年3月期通期予想

  • 通期では減収、経常利益、純利益は二桁の増益を見込む
決算23年3月期1Q実績23年3月期通期予想
経常収益59.3億円(7.8%)224億円(△3.2%)
経常利益12.6億円(36.2%)36.0億円(29.5%)
純利益8.4億円(43.9%)24.0億円(13.7%)
( )は前年増減率

配当

配当実績と予想は以下のとおりです。

年間配当金(円)配当性向%
19年3月期 60円35.7%
20年3月期 60円39.3%(総還元性向62.3%)
21年3月期 50円27.7%
22年3月期60円24.1%(総還元性向31.8%)
23年3月期(予想)60円21.0%

配当政策としては、内部留保の拡充を図るとともに安定配当を継続することとしており、過去実績では21年3月期の50円を除くと、安定して60円の配当金を出しています。今期も60円を予定しており、現在株価で配当利回りは3.51%です。

また、株主還元として、20年3月期、22年3月期に自社株買いを実施しており、そのときの総還元性向は上昇しています。

株価推移

1年のチャートを見ると、安値は21年12月1日につけた1,405、高値は22年2月8日につけた1,797となっており、大きな変動は見られません。直近の株価は6月中旬から上昇基調となっています。

北日本銀行 1年の日足チャート】

約20年の長期チャートを見ると銀行業ということもあり、低迷しており、底値圏にいます。

北日本銀行 約20年のチャート】

※TradingView提供のチャート

まとめ

100株保有時の優待利回りは1.75%、配当利回りは3.51%、総合利回りは5.26%です。銀行業界の中では株主優待を得るための投資金額は低めで100株保有の場合、現在株価で171,000 円となります(ただし、1年以上の継続保有が必要)。配当については、21年3月期を除くと安定して60円を出しており、今期も60円を予定。また、毎年ではないですが、過去に自社株買いも実施しています。

第二地銀ということもあり、時価総額は150億円と大きくないため、流動性がやや低い銘柄でもあります。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

※2022年8月17日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性がありますので、投資を検討される場合はご自身でも事前に確認をお願いいたします。

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