上方修正した総合利回り約5%の株主優待銘柄

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今回は昨日、業績の上方修正を発表したアパレル大手のオンワードホールディングスについて確認したいと思います。今期2Q累計は赤字予想でしたが、黒字見通しとなり、また通期予想も増額しました。この発表で本日の株価は上昇しました。

基本情報

銘柄:オンワードホールディングス(8016)

株価:302(22/9/28)

予想配当利回り:3.97%

予想PER:18.6倍

実績PBR:0.58倍

時価総額:477億円

自己資本比率:43.4%(22年5月)

実績ROE:13.9%

予想配当利回り3.97%。今回の上方修正で予想PERはは低下しました(24.1倍→18.6倍 *本日終値ベース)、自己資本比率は43.4%、実績ROE13.9%(前期は特別利益の影響で高くなっている)、今期予想ROEは約2.4%でしたが、上方修正で約3.1%となりました。時価総額は477億円。

株主優待内容

権利確定月:2月末

保有株式数:100株以上

優待内容:保有株式数に応じて、自社製品、自社ECサイトの割引券を贈呈

保有株式数優待内容
100株以上自社ECサイトの割引券
1,000株以上自社ECサイトの割引券+ 3,000円相当自社製品
5,000株以上自社ECサイトの割引券+ 10,000円相当自社製品

1,000株保有時の優待利回りは0.99%。(自社製品で利回り算出)

業績

23年2月期2Q累計の業績予想を上方修正。店舗での販売が好調、主力ブランド事業が復調したこともあり、中核のオンワード樫山を中心に売上予想を上回る。また、グローバル事業の構造改革成果で売上総利益率も当初予想を上回る見込み。

また、3Q以降の売上、営業利益は当初予想を据え置いたうえで、通期予想も上方修正してます。

決算23年2月期中間
修正前
23年2月期中間
修正後
売上高770億円821億円
営業利益△18億円1.8億円
経常利益△17.5億円6.4億円
純利益△12.5億円4.5億円
決算23年2月期通期
修正前
23年2月期通期
修正後
売上高1687億円1738億円
営業利益21億円41億円
経常利益20.5億円43億円
純利益17.0億円22億円

配当

配当実績と予想は以下のとおりです。

年間配当金(円)配当性向%
19年2月期24円68.2%
20年2月期24円
21年2月期12円
22年2月期12円19.0%
23年2月期(予想)12円74.0%

今回の上方修正で配当予想の修正はありませんでした。EPS予想が増額となったことで、配当性向が96%から74%に低下しました。今期は12円を予想しており、配当利回りは3.97

株価推移

上方修正の発表を受けて、本日22/9/28の株価は上昇して、終値は302 前日比+15円(+5.23%)となりました。株価はしばらく低迷していましたが、直近は上昇傾向となっています。

オンワードHD 1年チャート】

オンワードHD 5年チャート】

※TradingView提供のチャート

まとめ

1,000株保有時の優待利回りは0.99%、配当利回りは3.97%、総合利回り4.96%です。今回の業績の上方修正をうけて、日経平均が大きく下げるなか、本日の株価は上昇しました。2Q累計の既存店売上前年比は116.9%と好調で、3Q以降もこの流れが続くかが注目されます。

  • このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。
  • 2022年9月28日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性があります。
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