22年8月分 株主優待 新設,拡充,廃止振り返り

22年8月の株主優待関連のＩＲを振り返ります。

8月株主優待関連IR振り返り

8月の株主優待関連IRは43件と先月の26件から増加しました。新設2件、変更22件、廃止4件、お知らせ15件でした。この中の一部のIRをピックアップして振り返ります。

【新設】

フォーバル（8275）は電子マネーギフトEJOICA セレクトギフト2,000円相当の株主優待の新設を発表しました。様々な電子マネーに交換でき、使い勝手のよい優待で注目です。今回の発表で株価は上昇し、22/9/2株価999円から優待利回りを算出すると約２％です。

ＡＳＮＯＶＡ（9223）は年に２回のプレミアム優待倶楽部導入を発表しました。発表後株価は上昇し、22/9/2株価1109円から優待利回りを算出すると約1.8％です（500株保有時）。優待スタートは2023年3月末基準日からです。

【変更】

ジンズホールディングス（3046）が株主優待の拡充を発表し、注目を集めました。優待券の金額が5千円→9千円に増額されます。ジンズは安いですが、オプションを付けると値段は上がっていきますので、これはありがたい変更内容です。

雪国まいたけ（1375）が保有区分の株主優待内容を追加し、300株以上、1000株以上保有した場合、それぞれ5000円相当、7000円相当の自社製品が贈呈されます。株価推移もようやく上昇基調になってきており今後の動向が注目です。

共同印刷（7914）は優待としてカレンダーを贈呈していましたが、QUOカードの優待を追加することを発表しました。発表後株価は上昇し、22/9/2株価2525で優待利回りを算出すると約0.8％。配当利回りは約4％と高く、注目の銘柄です。

【廃止】4銘柄が優待廃止を発表しました

丸井、ジェイエスエス、シノケングループ、ペッパーフードサービスが優待廃止を発表しました。ペッパーフードサービスについては、廃止発表後、株価が大きく下げました。業績が悪化している銘柄は外食であっても、改悪や廃止リスクを頭に入れておく必要があることですね。

今年の株主優待の新設、廃止件数をグラフに表します。棒グラフが各月の件数、折れ線グラフが累計となります。8月までの新設は33社、廃止（中止等含む）は46社となっており、廃止件数が上回って推移しており、この流れは続きそうです。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。