高配当,優待はカタログギフト 投資額20万円台の地銀

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今回は高配当で株主優待にカタログギフトを設けている地銀で優待を取得できる最低投資額が20万円台の第四北越フィナンシャルグループについて確認したいと思います。新潟県の首位の第四銀行と2位の北越銀行が経営統合し、2018年に第四北越フィナンシャルグループが設立され、2021年に両銀行が合併し、第四北越銀行が誕生しました。グループ企業には他に証券会社、リース会社、クレジットカード業務を行う会社等があります。

基本情報

銘柄:第四北越フィナンシャルグループ(7327)

株価:2583(22/8/18)

配当利回り:4.65%

予想PER:7.11倍

実績PBR:0.29倍

時価総額:1186億円

自己資本比率(国内):10.51%(22年3月)

実績ROE:3.5%

予想配当利回りは現在株価で4.65%と高い数値なっています。時価総額は1000億円を超えており、地銀では上位の会社です。

株主優待内容

権利確定月:3月末

保有株式数:100株以上(1年以上継続保有必要

保有株式数に応じて新潟県特産品またはTSUBASAアライアンス共同企画特産品が贈呈されます。寄付の選択も可能

保有株式数株主優待
100株以上2,500円相当
1,000株以上6,000円相当

100株保有時の優待利回りは0.97%

株主優待(第四北越フィナンシャルグループHP)

業績

23年3月期1Q 決算内容(実績)

  • 前年比で増収、増益
  • 経常収益は有価証券利息配当金の増加により増収。
  • 国債等債券売却損増加により費用が増加したものの、経常利益は増益。

23年3月期通期予想

  • 通期でも増益を見込む
決算23年3月期1Q実績23年3月期通期予想
経常収益411.0億円(17.3%)非開示
経常利益106.5億円(65.2%)249億円(5.7%)
純利益82.1億円(88.3%)165億円(8.9%)
( )は前年増減率

配当

配当実績と予想は以下のとおりです。

年間配当金(円)配当性向%
19年3月期 60円4.2%
20年3月期 120円42.5%
21年3月期 120円50.8%
22年3月期120円36.1%
23年3月期(予想)120円33.0%
※19年3月期は経営統合に伴う負ののれん発生益460億円の計上があったため、極端に配当性向が低い

株主還元方針は配当金と自社株買いの合計で40%の還元率を目途としています。過去実績では、半期で60円、年間120円と安定的に配当金を出しています(2018年10月に共同持ち株会社が発足したため、2019年3月期は半期分で60円)。今期も120円を予想しており、配当利回りは4.65%と高いです。

また、株主還元として、2019年に10億円の自社株買いを実施してます。

株価推移

1年のチャートを見ると、安値は21年11月30日の2277、高値は22年2月15日の2847。大きな動きはありませんが、直近は横ばいかやや下値を切り上げながら上向きの感じです。

第四北越フィナンシャルグループ 1年の日足チャート】

2018年10月経営統合後からのチャートを見ると上場した頃の高値の約半値の状態となっています。

第四北越フィナンシャルグループ 2018年10月経営統合後からの週足チャート】

※TradingView提供のチャート

まとめ

100株保有時の優待利回りは0.97%、配当利回りは4.65%、総合利回りは5.62%です。株主優待を得るための投資金額は100株保有の場合、現在株価で258,300円となります(ただし、1年以上の継続保有が必要)。配当金は安定的に年間120円出しており、今期も同様な予想となっています。安定的な配当で、利回りが高いところは好印象です。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

※2022年8月18日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性がありますので、投資を検討される場合はご自身でも事前に確認をお願いいたします。

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