優待銘柄 アパレル9社の業績,配当利回り,総合利回り,直近月次を比較

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今回はアパレルで予想配当利回りが高めな9社の業績、配当利回り、優待含めた総合利回り、直近月次(5月既存店売上高前年比)について比較確認しました。ピックアップした銘柄の予想配当利回りは約2.5%以上となっています。株価が高く、利回りが低いファーストリテイリングは比較に入れていません。

業績

ピックアップした銘柄を時価総額順で並べるとアダストリア、パルグループ、ワールド、オンワード、ハニーズ、バロック、ルック、三陽商会、ナルミヤと続きます。

今期予想純利益について、前年比で減益見込みはオンワードのみで△80.2%、微増+0.5%のルック、+1.2%のナルミヤ、その他6社は+15%以上の増益見込みとなっています。

PERは10倍以下がルックの6.1倍、ワールド8.7倍で10倍台はナルミヤ11.1倍、ハニーズ11.4倍、三陽商会12.6倍、アダストリア15.7倍、バロック16.7倍、パルグループ16.8倍と続きます。22.2倍と高いオンワードは大幅減益予想の影響でPERが高くなっています。

配当利回り

配当利回り順に銘柄を表に並べました。4%以上はバロックが4.6%、オンワード、三陽商会が4.3%、3%以上はナルミヤ、ワールドが3.4%、ハニーズ3.0%、2.5%以上はパルグループ2.8%、アダストリア、ルックが2.5%となっています。

配当性向が高く無理をしている感じのある銘柄はオンワード96%、バロック76%です。バロックは中期経営計画中は配当性向より、38円を維持することを目標にしています。その他の銘柄の配当性向は15%~54%となっています。

優待利回りと総合利回り

今回ピックアップしたアパレル9社は株主優待制度を設けています。100株保有時の優待利回りを算出し、配当利回り∔優待利回り=総合利回りを確認し、順番に並べました。(オンワードのみ1000株保有時の優待利回りで算出)

総合利回りはバロックが9.4%と高く、ナルミヤ5.6%、ハニーズ、ワールド5.5%、オンワード5.4%、アダストリア3.9%、ルック3.7%となりました。パルグループと三陽商会は計算できないため、未算出としてます。

※優待取得には継続保有が必要な銘柄もありますので、注意してください。

直近の月次

直近の既存店売上前年比(22年5月)を確認しました。人流抑制が無くなったこともあり、各社、前年比に対して、大きく回復が見られます。この表にはのせていませんが、バロックは中国卸が中国のロックダウンの影響で大きく減少(3月で前年比58.7%)しており、海外事業に懸念点があります。

アパレル等の小売りはこれまで厳しい事業環境でしたが、ここにきて、既存店売上前年比が大幅回復するなど、好材料がでてきてます。今後は業績や株価推移がどうなるか注目しています。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

※2022年6月8日時点の情報です。情報はできるだけ正確に確認しているつもりですが、保証するものではありませんのでよろしくお願いいたします。

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