今回は2022年9月基準日から株主優待が新設される銘柄 ミアヘルサホールディングスについて現況を確認したいと思います。ミアヘルサは純粋持株会社移行に伴い、今年の3月基準日に1回限りの記念株主優待を実施しました。その後、株主に中期保有していただくことを目的に9月基準日に株主優待制度を導入しました。ミアヘルサは調剤薬局、介護事業、保育事業等を行っている会社で2020年から上場してます。
基本情報
銘柄:ミアヘルサホールディングス(7129)
株価:1,137(22/8/25)
配当利回り:2.64%
予想PER:8.20倍
実績PBR:0.91倍
時価総額:28.3億円
自己資本比率:22.5%(22年3月)
ROE:8.5%(実績)、10.6%(予想)
予想配当利回りは2.64%、PERは低く8.2倍。時価総額は28.3億円と小さく小型株で、スタンダード市場に上場しています。自己資本比率は低めで22.5%。
株主優待内容
権利確定月:9月末
保有株式数:100株以上
株主優待内容:QUOカード
100株以上 | 1,000円分 |
200株以上 | 2,000円分 |
300株以上 | 3,500円分 |
100株保有時の優待利回りは0.88%
2023 年3月期(基準日:2022 年9月 30 日)株主優待制度に関するお知らせ
業績
23年3月期1Q 決算内容(実績)
- 前年比で増収も各利益は前年の黒字から赤字転落
- セグメントでは医薬事業、保育事業は減益、介護事業は人員確保のための採用コスト上昇もあり、セグメント損失となる。
- 上場後、四半期決算では黒字を確保していましたが、1Qでは赤字となってしまいました。
23年3月期通期予想
- 通期予想は今のところ修正はなく、増収、増益を見込む。
決算 | 23年3月期1Q実績 | 23年3月期通期予想 |
---|---|---|
売上坂 | 54.8億円(28.0%) | 229億円(17.4%) |
営業利益 | △0.13億円(ー) | 4.10億円(120%) |
経常利益 | △0.22億円(ー) | 4.15億円(118.4%) |
純利益 | △0.52億円(ー) | 3.45億円(18.3%) |
配当
配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
21年3月期 | 25円 | 12.9% |
22年3月期 | 30円 | 25.5% |
23年3月期(予想) | 30円 | 21.6% |
配当方針は中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)では、年間30円以上の安定的な配当(増配)を継続することを目標としています。今期は30円を予定しており、配当利回りは2.64%です。
株価推移
チャートは持株会社に移行した2021年10月からの推移になります。持株会社移行後、株価は弱く推移していましたが、6月8日に発表した株主優待新設で1000円台を回復しました。一方、ミアヘルサは2020年に上場時のIPOの公募価格は2330円のため、その水準からは低迷した状態となっています。
【ミアヘルサホールディングス 持株会社移行後のチャート】
※TradingView提供のチャート
まとめ
100株保有時の優待利回りは0.88%、配当利回りは2.64%、総合利回りは3.52%です。経営計画期間の配当は年間30円以上を目標としています。現在、スタンダード市場に上場してますが、流通株式時価総額基準10億円を充たしていないため(21年3月末で8.1億円)、2023年3月末までに上場維持基準を充たす取り組みを進めているようです。懸念点は1Qで赤字となっているため、2Q以降で黒字転換できるかが注目されます。時価総額が28.3億円と小さく、流動性が低い銘柄であることを認識しておいた方がよいと思います。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。
※2022年8月25日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性がありますので、投資を検討される場合はご自身でも事前に確認をお願いいたします。