今回は全国にコメダ珈琲店を展開するコメダホールディングスについて確認したいと思います。コメダは多くの店がフランチャイズ店で運営されていることが特徴です。外食の中では比較的、コロナ禍でもダメージが少なかった企業と思います。
基本情報
銘柄:コメダホールディングス(3543)
株価:2,273(22/7/28)
配当利回り:2.29%
予想PER:19.56倍
実績PBR:2.79倍
時価総額:1049億円
自己資本比率:38.5%(22年2月)
配当利回りは特別高い水準ではないですが、厳しい外食業界の中ではがんばっている方と思います。
株主優待内容
権利確定月:2月末、8月末
優待内容
プリペイドカードKOMECAが贈呈され、年に2回1,000円分をチャージ。
株主優待と違いますが、議決権を行使すると500円分チャージすることが近年続いています。
保有株式数 | 2月 | 8月 |
---|---|---|
100株以上 | 1,000円分 | 1,000円分 |
300株以上(3年以上保有) | 上記に1,000円分追加 | ー |
100株保有時の優待利回りは0.88%です。
業績
23年2月期1Q 決算内容(実績)
- 前年比で増収、減益
- FC加盟店向け卸売の既存店売上高前年比は105.2%、全店売上高前年比109.6%とコロナ前の水準を上回る
- 原材料価格高騰の影響により、営業利益は減益
23年2月期通期予想
- 通期では増収、増益を見込む
決算 | 23年2月期1Q実績 | 23年2月期通期予想 |
---|---|---|
売上収益 | 89.5億円(9.0%) | 370億円(11.1%) |
営業利益 | 18.6億円(△7.2%) | 80.0億円(9.5%) |
税引前利益 | 19.1億円(△3.9%) | 79.3億円(10.5%) |
純利益 | 12.9億円(△3.8%) | 53.6億円(8.6%) |
配当
配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
19年2月期 | 50円 | 44.1% |
20年2月期 | 51円 | 43.5% |
21年2月期 | 39円 | 50.1% |
22年2月期 | 51円 | 47.7% |
23年2月期(予想) | 52円 | 44.8% |
過去実績では、配当性向が40%~50%で配当が実施されています。今期予想は52円で配当利回りは2.29%です。2022年2月期から2026年2月期の中期経営計画で総還元性向累計50%以上を目標にしています。
株価推移
2020年以降のチャートを見ると、コロナショックで大きく下げましたが、緩やかに上昇傾向は続き、現在の株価は回復した状態まできています。トレンド的には好印象。
【コメダHD 2020年以降 日足ラインチャート】
※TradingView提供のチャート
まとめ
100株保有時の優待利回りは0.88%、配当利回りは2.29%、総合利回りは3.17%です。株主優待は年間2,000円分ですが、金額のわりに満足度が高いと思っています。また、中期経営期間中の総還元性向累計は50%以上を目標にしており、株主還元に積極的な銘柄です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。
※2022年7月28日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性がありますので、投資を検討される場合はご自身で事前に確認をお願いいたします。