本日は予想配当利回りが4.9%(22/5/30株価終値で算出)の株主優待銘柄である日本エスコンについて確認したいと思います。マンション、商業施設、物流施設などを手掛ける不動産会社で中部電力の子会社になります。
基本情報
銘柄:日本エスコン(8892)
株価:774(22/5/30)
予想PER:8.90倍
実績PBR:1.25倍
予想配当利回り:4.91%
株主優待情報
権利確定月:6月末(1年以上継続保有必要)
保有株式数:1,000株以上
優待内容:保有株式数、年数に応じて、QUOカードを贈呈
保有株式数 | 保有1年以上 | 保有2年以上 |
---|---|---|
1,000株以上 | 1,000円相当 | 3,000円相当 |
5,000株以上 | 2,000円相当 | 5,000円相当 |
10,000株以上 | 3,000円相当 | 10,000円相当 |
1,000株保有時の優待利回りは 0.13% ただし、2年以上保有で0.39%となります。
業績(22年12月期1Q)
5月に発表した直近業績の22年12月期1Qでは、前年に対して増収となりましたが、二桁を超える減益となりました。一方で通期予想は増収、増益を計画しています。
22年12月期1Q実績 | 前年増減率% | |
---|---|---|
売上高 | 127億円 | 2.2 |
営業利益 | 8.6億円 | △28.5 |
経常利益 | 5.8億円 | △36.7 |
純利益 | 2.3億円 | △63.6 |
22年12月期通期予想 | 前年増減率% | |
---|---|---|
売上高 | 1000億円 | 26.6 |
営業利益 | 140億円 | 34.9 |
経常利益 | 122億円 | 34.1 |
純利益 | 83億円 | 39.2 |
配当
配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
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18年12月期 | 32円 | 30.2 |
19年12月期 | 36円 | 30.2 |
20年12月期 | 38円 | 33.9 |
21年12月期 | 38円 | 56.3 |
22年12月期(予想) | 38円 | 43.7 |
配当方針は第2次中期経営計画より、減配なし、配当維持もしくは増配のみとする累進配当政策を導入しおり、現在の第4次中期経営計画においても、この政策を継続しており、23年12月期までは配当金を38円以上としています。なお、期末(12月)一括配当を予定しているため、6月末の中間配当は無しの予定です。
今期予想配当利回りは 4.91%
株価推移
2020年の年初からのチャートを確認すると、2020年は大きな変動が見られましたが、2021年移行は株価の変動が小さくレンジ相場、横ばいの状況となっています。
【日本エスコン チャート】
※TradingView提供のチャート
まとめ
1,000株保有時優待利回りは0.13%(2年以上保有で0.39%)です。配当利回りは4.91%、総合利回りは5.04%(2年以上保有で5.3%)です。株主優待権利は6月末、配当金権利は12月末を予定しています。
最近の動向ではQUOカードの株主優待は廃止されることも多く懸念点はありますが、配当利回りが高く、累進配当をかかげており、株主還元に積極的と思います。
業績面は1Qは進捗率が低いため、今後、どれだけ巻き返せるかが注目されます。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。
※2022年5月30日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性がありますので、投資を検討される場合はご自身で事前に確認をお願いいたします。