高配当 損保・生保6社の業績,配当利回り,自社株買い,株価推移を比較

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損保・生保が23年3月期業績予想を発表し、配当予想も出しており、各社増配見込みとなっています。今回は23年3月期の業績予想、PER、配当利回り、自社株買い、株価推移を比較して確認します。

業績

大手損保・生保6社の23年3月期決算予想を確認すると、当期純利益で増益見込みは東京海上、T&Dのみでそれぞれ+2.3%、+19.9%となっています。他の4社は△8.7%~55.1%と減益見込みとなっています。

PERはT&Dが48.8倍と高いですが、他の5社は9.2倍~12.4倍となっており、低い数値となっています。

株価は22/5/27終値

配当利回り

今期23年3月期の予想配当は、6社とも増配予想でこの中では東京海上が300円(前期255円)、SOMPO 260円(前期210円)と増配の幅が大きいです。

配当利回りは第一生命以外は4%超となっており、ランキングにすると、1位がMS&AD 4.6%、2位SOMPO 4.49%、3位かんぽ生命 4.21%と続きます。配当性向はT&Dが200%超となっていますが、それ以外は30.9%~55.7%程度となっており、無理な水準ではないです。

自社株買い

22年3月期決算発表時に23年度の自社株買いを4社が発表しています。第一生命1,200億円、東京海上500億円(年間合計1,000億円を計画)、SOMPO 580億円、MS&AD 500億円を予定しています。金額と発行株数で上限が設定されていますが、現在の各社の株価水準からすると、上限実施した場合、金額で到達すると考えられます。

株価推移

2020年の年初を起点に損保・生保6社の株価と日経平均の株価を比較しました。21年の夏頃までは日経平均が損保・生保各社をアウトパフォームしていましたが、バリュー株が見直されたこともあって、現在株価では状況が変わっています。

22/5/27時点のパフォーマンを見ると、第一生命+46.1%、SOMPO37.4%、東京海上+23.5%、かんぽ生命18.3%、日経平均+15.4%、MS&AD+12.5%、T&D+10.9%の順でした。

※TradingView提供のチャート

大手の損保・生保は株主還元に積極的で配当利回りが高い銘柄が多いです。今期も増配を予定しており、今後も積極的な株主還元を進めてほしいと願っています。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

※2022年5月27日時点の情報です。情報はできるだけ正確に確認しているつもりですが、保証するものではありませんのでよろしくお願いいたします。

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