連続増配のQUOカードの株主優待で知られるみずほリースが22年3月期の通期予想を修正したことが嫌気され、本日22/3/25株価は急落し、3,000円割れとなりました。
終値は 2,981 前日比 -79(-2.58%)
みずほリースは18期連続増配を実施しており、株主優待は100株保有でQUOカードを贈呈しています。
22年3月期通期決算の修正内容は、前回予想に対して、売上高は変わらず、営業利益△36.7%、経常利益△27.3%、純利益△21.7%と大幅下方修正となりました。
3Q実績と修正後の通期予想から4Qのみ決算予想を確認すると、営業利益13億、経常利益9億、純利益7億円と厳しい数値となっています。修正理由はアジアの航空業界回復遅れ、それに伴う破綻先債権の売却損、半導体不足の影響を受けた一部債権について予想を上回る引当計上です。ロシア・ウクライナ情勢の影響は今のところ軽微のようですが、現在精査中としています。
22年3月期3Q実績 (累計) | 4Qのみ (修正後予想)※ | 22年3月期通期 (修正後予想) | |
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売上高 | 3895億円 | 1605億円 | 5500億円 |
営業利益 | 177億円 | 13億円 | 190億円 |
経常利益 | 231億円 | 9億円 | 240億円 |
純利益 | 173億円 | 7億円 | 180億円 |
今回の発表では、配当修正はありませんでした。修正後のEPS(一株利益)は372.12円で年間配当予想は110円です。修正後の配当性向は29.6%とまだ余裕があります。
今後気になるのは22年3月期決算発表時に示される23年3月期の通期予想となります。
【みずほリース 1日チャート】
※TradingView提供のチャート
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