株主爆増により優待費用増加 アドバンスクリエイトの優待、業績、配当について(8798)

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21年3月の株式2分割によって、優待取得の投資金額が半減したアドバンスクリエイトの

株主優待、業績、配当を振り返ります。分割と立会外分売で流動性が向上し、

株主が爆増しましたが、株主優待費用の増加が気になるところです。

基本情報

銘柄:アドバンスクリエイト(8798)

株価:1,032(21/12/3)

予想PER:15.66

実績PBR:3.38

予想配当利回り:2.91%

株主優待情報

権利確定月:9月末

優待内容

100株保有で2つの優待が受けられます。

・カタログギフト2,500円相当

・保険市場club off 会員制優待サービス

100株保有時の優待利回りは2.42%です。(club off含めず)

株主優待費用の増加

21年3月に株式を2分割しても、株主優待内容が変わらず、実質拡充の施策を行いました。

この分割と5月に実施した立会外分売により、株主数は爆増しました。

株主数

2020年9月期:9,339名

2021年9月期:29,663名

1年で株主増加は20,324名になります。すべてが単元株主でないと思いますが、

仮に増加した株主数が単元株主として、株主費用の増加を検討しました。

カタログギフト2,500円×20,324名=50,810,000円

*club off費用を除く

この1年で株主優待費用は5千万円強増加した可能性がありますが、

21年9月期の純利益は13億円なので、それなりに影響はあります。

更に、株主数が増えて、負担が増加すると、改悪等も考えられるので、懸念点は残ります。

業績

21年9月期決算は売上+4.8%、営業利益+72.4%、経常利益+75.7%、純利益+85%と

好決算となりました。保険代理店事業の増収、増益と広告運用のメディアレシップ事業の

赤字から黒字転換などが理由です。

22年9月期も増収、増益予想となっています。

出展:アドバンスクリエイト 2021年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 表紙抜粋
出展:アドバンスクリエイト 2021年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 表紙抜粋

配当

直近の配当、今期の予想配当は以下のとおりです。

19年9月期:25円(配当性向61.3%)

20年9月期:25円(配当性向74.9%)

21年9月期:30円 (配当性向50.3%)

22年9月期:30円(配当性向45.5%) ※予想

*配当金は分割考慮

直近の配当性向は高く、株主還元に積極的です。

予想配当利回りは2.91%。

まとめ

100株保有時の株主優待利回りは2.42%と高く、優待取得の投資金額も現在株価で

約10万円程度と低いです。

また、配当利回り2.91%、総合利回りは5.33%と高利回りとなります。

気になるのは、株主数増加による優待費用の増加です。

現在、増収、増益予想で業績もよいことから、すぐには改悪はないと思いますが、

注意が必要と思いました。

と言っても、どうしようもすることなく、当面100株保有を継続する予定です。

※このブログは特定銘柄を推奨するものではありません。

株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

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