18期連続増配中で配当利回りが高く、QUOカードの株主優待として人気なみずほリースが22年3月期3Q決算を発表しましたので、現況を確認していきます。
基本情報
銘柄:みずほリース(8425)
株価:3,325(22/2/9)
予想PER:6.99倍
実績PBR:0.73倍
予想配当利回り:3.31%
株主優待情報
権利確定月:3月末
優待内容
QUOカード | 配当利回り | |
---|---|---|
100株以上(1年未満) | 3,000円相当 | 0.90% |
100株以上(1年以上) | 4,000円相当 | 1.20% |
最新決算(22/2/8発表)
22年3月期3Q決算発表では、前年比増減率は売上+11.3%、営業利益△0.3%、経常利益+5.4%、純利益△3.8%となりました。
前期に対する利益の増減要因として、主なマイナスは航空業界業績低迷の影響を受けたAircastle社の投資損益減少△35億円、のれん減損処理△105億、主なプラスは日鉄興和不動産及びみずほキャピタルの株式取得に伴う負ののれんを利益計上+91億円と+58億円(時価純資産が株式取得価格を上回る部分)がありました。トータルでは前期に対して経常利益+12億円となりました。
22年3月期3Q決算の通期進捗率は経常利益で70.0%となっていますが、前期79.6%、前々期68.2%なので、なんとも言えない進捗ですが、純利益は75.2%で3/4を達成しています。
22年3月期3Q実績 | 前年増減率% | 通期予想に対する進捗率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 3895億円 | +11.3 | 70.8% |
営業利益 | 177億円 | △0.3 | 59.0% |
経常利益 | 231億円 | +5.4 | 70.0% |
純利益 | 173億円 | △3.8 | 75.2% |
22年3月期通期予想 | 前年増減率% | |
---|---|---|
売上高 | 5500億円 | +10.5 |
営業利益 | 300億円 | +15.5 |
経常利益 | 330億円 | +19.8 |
純利益 | 230億円 | +5.6 |
配当
配当実績と予想は以下のとおりです。今期は年間110円(期末55円)を予定してます。
配当方針は、23年度には配当性向25%以上を目指すとしていますが、今期予想配当性向は23.1%で、まだ配当増額の余地はあります。18期連続増配を継続して、配当性向が低く、高配当であるのは好印象です。
配当利回りは3.31%。
株価推移
約2年のチャートを見るとコロナショックで株価急落後、右肩上がりで上昇し、21年9月に3845円を付けて、その後、下がっていました。しばらく横ばいに推移していましたが、1月末頃から上昇傾向となっています。決算発表後の本日は全体相場の流れもあり、上昇して引けました。22/2/9 3,325 前日比+50(+1.53%)
※TradingView提供のチャート
まとめ
100株保有時の優待利回りは0.9%、配当利回りは3.31%。総合利回りは4.21%と高いです。配当利回りが高いわりに、配当性向が低く、連続増配を継続しているところが特長です。リース関係の会社はオリックス、芙蓉総合リース、三菱HCキャピタル、リコーリース等、高配当や連続増配の銘柄が多いです。
100株保有時の優待利回り | 0.9%(長期1.2%) |
配当利回り | 3.31% |
総合利回り | 4.21%(長期4.51%) |
※2022.2.9時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。