配当利回りも高く、QUOカードの株主優待として人気のティーガイアが22年3月期3Q決算を発表しましたので、現況を確認していきます。ティーガイアは携帯電話の販売、代理店業務を展開している会社です。
基本情報
銘柄:ティーガイア(3738)
株価:1,671(22/2/4)
予想PER:7.76倍
実績PBR:1.38倍
予想配当利回り:4.49%
株主優待情報
権利確定月:9月末、3月末
優待内容
保有株式数、保有年数に応じて、QUOカードを贈呈。
保有株式数 | 9月末 (1年未満) | 9月末 (1年以上) | 3月末 (1年未満) | 3月末 (1年以上) | 年間合計 (1年未満) | 年間合計 (1年以上) |
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100株以上 | 1,000円分 | 2,000円分 | 1,000円分 | 1,000円分 | 2,000円分 | 3,000円分 |
300株以上 | 2,000円分 | 3,000円分 | 1,000円分 | 2,000円分 | 3,000円分 | 5,000円分 |
100株保有時の優待利回りは 1.20%~1.80%。
300株保有時の優待利回りは 0.60%~1.00%。
業績(22/2/2発表)
22年3月期3Q決算発表では、売上17.4%、営業利益△15.5%、経常利益△20.0%、純利益△18.9%と増収、減益となりました。TFM子会社等により携帯電話販売台数増も、一部通信キャリアの手数料条件改定等の影響により減益となりました。
22年3月期3Q決算の通期進捗率は経常利益で59.1%となっていますが、前期68.7%、前々期71.9%なので、通期利益の達成が厳しい状況に見えます。
22年3月期3Q実績 | 前年増減率% | 通期予想に対する進捗率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 3397億円 | +17.4 | 75.0% |
営業利益 | 72.0億円 | △15.5 | 53.7% |
経常利益 | 108.8億円 | △20.0 | 59.1% |
純利益 | 76.5億円 | △18.9 | 63.8% |
22年3月期通期予想 | 前年増減率% | |
---|---|---|
売上高 | 4530億円 | +7.1 |
営業利益 | 134億円 | △4.6 |
経常利益 | 184億円 | △7.1 |
純利益 | 120億円 | △8.0 |
配当
直近の配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
18年3月期 | 55 | 30.2 |
19年3月期 | 75 | 30.2 |
20年3月期 | 75 | 33.1 |
21年3月期 | 75 | 32.1 |
22年3月期(予想) | 75 | 34.8 |
配当方針は内部留保を確保しながら、配当性向30%以上を目処。配当方針通りに株主還元を実施しています。
現在株価で配当利回りは 4.49%。
株価推移
約2年のチャートを見るとコロナショックの下落後、株価は回復しておらず、ほぼ安値圏となっています。株価が安い水準でとどまっていることもあり、配当利回りも高いです。業績がよくないこともあり、なかなか株価も上昇トレンドに移行できない状況ですが、下値を固めていってほしいところです。
※TradingView提供のチャート
まとめ
100株保有時の優待利回りは1.20%~1.80%、配当利回りは4.49%、総合利回りは5.69%~6.29%。
業績は減益見込みで通期予想の達成も厳しい状況のため、株価も低迷していますが、それでも配当性向が高くない状況で、配当利回りが高いのは好印象です。株主優待のQUOカードは改悪、廃止になることも多いので、今後も継続してほしいですね。
100株保有時の優待利回り | 1.20%~1.80% |
配当利回り | 4.49% |
総合利回り | 5.69%~6.29% |
※2022.2.4時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。