NISA、高配当株投資の失敗事例①として日産自動車への投資を紹介しましたが、
今回2つ目を書きたいと思います。
前回記事⇒ NISA、高配当株投資の失敗事例①
配当性向が高かった銘柄
NISA投資で失敗した銘柄はJTです。
JTをNISAで購入したのは2018年2月後半で3,077円 100株です。
チャートで見ると分かりますが、当時4000円弱から急落して、3000円台前半となりました。
配当金が大きいことから、逆張りで100株エントリーしました。
その後は2年かけて、下げ続け2000円前後となり、購入価格から約1/3程度下落しました。
このチャートの期間は約6年ですが、2016年頃から4~5年かけて下落したことがわかります。
※TradingView提供のチャート
この期間 JTの配当金と利益はどうだったか
グラフは2015年12月期からの配当金、配当性向推移と2つ目のグラフは純利益推移です。
配当金は増額を続けていますが、それにあわせて、配当性向が上昇しています。
純利益は年々右肩下がりに減少していますが、配当は増額することで、
配当性向が上昇しました。20年12月期は88%まで上がり、その後、
21年12月期は減配という結果になりました。
株価と利益推移を見ると、利益の減少とともに、株価も下がっています。
振り返り
JTのように、利益が減少し続けて、配当性向が上がり続ける銘柄は注意が必要と感じました。
落ちるナイフをつかむように下げトレンドでエントリーしたことも失敗の要因と思います。
最初に表したチャートには200日移動平均線もありますが、ずっと下げ状態でした。
2021年に入ってからは約5年ぶりに200日移動平均線も上向きにかわり、
株価もその上にいるため、下値の抵抗線となっています。
上昇トレンドでうまく取引できればよいのでしょうが、今でも落ちるナイフをつかむような
逆張り投資をすることがあります。
JTについては、幸いなことに、2000円前後で多く買付(特定口座)したことで、
トータルでは含み益の状態です。
今後
NISA口座のJT 100株はとりあえず放置状態にします。
日産と比べると、JTは配当金がでるので、非課税のメリットを少しでも得ることができれば、
と思っています。