10年以上連続増配,約3％超配当,配当性向60％以下 10選（その１）

先日、4％、５％の高配当銘柄紹介ということで記事を書きましたが、

今回は連続増配、高配当、配当性向に無理がないという観点で10銘柄紹介いたします。

この10銘柄は以下の条件をクリアしています。

・10年以上連続増配している

・約3%以上の配当利回り

・今期予想配当性向が60％以下

連続増配企業として有名な花王の配当利回りは約2.5％なので、今回入っていません。

※今回、紹介する銘柄を推奨するわけではございません。

株式投資はリスクがあり、突然の業績悪化、企業不祥事、市場全体の暴落などの

可能性がありますので、投資は自己責任でお願いいたします。

また、今回確認した銘柄はたまたま決算月が3月でした。3Q決算発表が1月末～2月初に

ありますので、そこで予想配当の修正無し、有りなど情報が出てくると思います。

まず、今期予想配当性向低めの20％台である4銘柄を先に書きます。

みずほリース、芙蓉総合リース、リコーリース、ＳＰＫです。

みずほリース

【基本情報】

銘柄	みずほリース（8425）
株価（22/1/14）	3,185
予想ＰＥＲ	6.70
実績ＰＢＲ	0.72
時価総額	1,561億円

【配当】

配当方針は収益力の向上を図りつつ業績に応じた配当を実施することを基本方針

としています。18期連続増配してますが、配当性向23.1％と低く余力があります。

今期予想配当	110円
今期予想配当利回り	3.45％
今期予想配当性向	23.1％
連続増配	18期

【コメント】

配当金は右肩上がりですが、配当性向は20％台前半で安定しており、

利益がしっかりでて、株主還元をしていることがわかります。

ＰＥＲ、ＰＢＲも割安水準です。

株主優待銘柄で3月末、100株保有でQUOカード3,000円分贈呈されます。

（1年以上は4,000円）

芙蓉総合リース

【基本情報】

銘柄	芙蓉総合リース（8424）
株価（22/1/14）	7,930
予想ＰＥＲ	7.67
実績ＰＢＲ	0.73
時価総額	2,402億円

【配当】

配当方針は見当たりませんでしたが、株主還元に積極的なことは確かです。

19期連続増配。

今期予想配当	260円
今期予想配当利回り	3.28％
今期予想配当性向	25.2％
連続増配	19期

【コメント】

これだけ右肩上がりに配当金をだしているのに、配当性向の上昇は限定的で

30％以下のため、余裕があります。

ＰＥＲ、ＰＢＲは割安です。

一単元の購入金額が約79万円と高いので、分割してくれないのかなと思いました。

株主優待は3月末100株保有で、3,000円相当のカタログギフト又は図書カードが贈呈されます。

（2年以上保有で5,000円相当）

リコーリース

【基本情報】

銘柄	リコーリース（8566）
株価（22/1/14）	3,860
予想ＰＥＲ	9.44
実績ＰＢＲ	0.60
時価総額	1,206億円

【配当】

配当方針は安定した株主還元を基本方針としており、2023年3月期に

配当性向30％を目標としています。2018年3月期から少しずつ配当性向を

上げており、来期も増配を期待したいところです。

配当利回りは2.98％ですが、約3%として今回紹介しました。

26期連続増配。

今期予想配当	115円
今期予想配当利回り	2.98％
今期予想配当性向	28.1％
連続増配	26期

【コメント】

みずほリース、芙蓉総合リースと同様に配当金は右肩上がりとなっており、

来期の配当性向は30%が期待されます。ＰＥＲ、ＰＢＲは割安。

リース会社は好調な業績を背景に増配をしていることがわかります。

リコーリースの株主優待は保有株式数、保有年数により、QUOカード、

カタログギフトを贈呈しています。

株主優待情報（リコーリースHP）

ＳＰＫ

【基本情報】

銘柄	ＳＰＫ（7466）
株価（22/1/14）	1,342
予想ＰＥＲ	9.44
実績ＰＢＲ	0.69
時価総額	140億円

【配当】

配当方針は業績に連動した積極的な株主還元を実施するとしています。

配当利回りは2.98％ですが、約3%として今回紹介しました。

23期連続増配。

今期予想配当	40円
今期予想配当利回り	2.98％
今期予想配当性向	28.1％
連続増配	23期

【コメント】

ＳＰＫは自動車用補修・車検部品の国内外の卸です。

2014年3月期から配当性向30％以下で連続増配をしており、利益を出しながら、

株主還元していることがわかります。時価総額は140億円で先に紹介した３社と

くらべると企業規模は小さい会社です。

株主優待制度はありません。