22年8月期1Q決算発表と同時に自社株買いを発表したビックカメラについて書いていきます。
ビックカメラはコジマ、日本BS、ソフマップも傘下にする家電量販店グループです。
基本情報
銘柄:ビックカメラ(3048)
株価:1,006(22/1/14)
予想配当利回り:1.49%
予想PER:20.11倍
実績PBR:1.33倍
株主優待情報
権利確定月:2月末、8月末
優待内容
100株以上保有すると、ビックカメラグループで使用可能な買物券がもらえます。
実店舗のビックカメラ、コジマ、ソフマップで利用可能で、
ビックカメラ、ソフマップの通販サイトでも使用可能です。
ビックカメラの通販サイトで購入した際は、通常支払い後に、
郵送で株主優待券をビックカメラに送り、現金のキャッシュバックを
うける形となります。
8月には長期保有期間に応じて、優待券が増額されます。
保有株式数 | 2月末 | 8月末 | 備考 |
---|---|---|---|
100株以上 | 2,000円 | 1,000円 | |
500株以上 | 3,000円 | 2,000円 | |
1,000株以上 | 5,000円 | 5,000円 | |
10,000株以上 | 25,000円 | 25,000円 | |
1年以上、100株以上 | ー | 1,000円 | 長期保有追加分 |
2年以上、100株以上 | ー | 2,000円 | 長期保有追加分 |
100株保有時(1年未満保有):2.98%
100株保有時(1年以上保有):3.98%
100株保有時(2年以上保有):4.97%
業績
21年1月13日に22年8月期1Qの決算発表がありました。
会計方針変更により、前年比較はないですが、営業利益、経常利益は大幅減益でした。
他の家電量販店もそうですが、巣ごもり需要の反動減もあり、
前年比較では厳しい決算となりました。
ただし、経常利益の上期予想に対する進捗率は49.5%となっており、
過去実績では40-50%程度のため、想定通りの進捗と思われます。
22年8月期1Q実績 | 前年比% | 上期予想に対する進捗率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 1790億円 | 46.3% | |
営業利益 | 21.9億円 | ー | 43.8% |
経常利益 | 29.7億円 | ー | 49.5% |
純利益 | 12.1億円 | ー | 40.3% |
22年8月期上期予想 | 22年8月期通期予想 | 前年比% | |
---|---|---|---|
売上高 | 3870億円 | 8060億円 | ー |
営業利益 | 50億円 | 157億円 | ー |
経常利益 | 60億円 | 175億円 | ー |
純利益 | 30億円 | 88億円 | ー |
株主還元
【配当】
直近の配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
18年8月期 | 20 | 21.4 |
19年8月期 | 20 | 25.3 |
20年8月期 | 13 | 42.0 |
21年8月期 | 15 | 30.1 |
22年8月期(予想) | 15 | 30.0 |
配当方針は業績に応じた適切な利益配当の実施を基本方針としています。
そのため、利益が減少した20年8月期から配当は減少しています。
22年8月期の予想配当利回りは1.49%。
【自社株買い】
1Q決算発表と同時に自社株買いを発表しました。
上限:6百万株(3.4%)、50億円
期間:22年1月14日~6月30日
自社株買いを好感し、22/1/14は株価が約+6.6%上昇し、1,000円を回復しました。
株価推移
約2年のチャートを見ると、他の家電量販店と同様に昨年から下落傾向でした。
21年12月頃から横ばいとなり、昨日発表した自社株買いで大きく上昇しました。
これで下げ止まるとよいのですが。
まとめ
株主優待は100株保有時の総合利回りは4.47%~6.46%と高いです。
業績は減収、減益となっていますが、今のところは想定通りと思われます。
自社株買いを発表したことで、株価回復の兆しが見えました。
利回り(長期保有) | |
---|---|
100株保有時優待利回り | 2.98%(3.98%~4.97%) |
配当利回り | 1.49% |
総合利回り | 4.47%(5.47%~6.46%) |
※2022.1.14時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。