ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルHDが株主優待導入を
発表しましたが、業績、株主還元方針、株価推移について詳細を確認したいと思います。
基本情報
銘柄: パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス (7532)
株価:1,550(22/1/11)
配当利回り:1.06%
予想PER:16.81倍
実績PBR:2.71倍
予想ROE:16.9%
予想ROEは16.9%と高く、高収益。株価が安くなった影響もあり、
予想PERは16.81倍と実績PER約20~30倍より安い水準となっています。
株主優待内容
権利確定月:6月末、12月末
保有株式数:100株以上
優待内容:2,000円分のmajicaポイントを贈呈
年に2回、現在株価で優待利回り2.58%
※ドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテ、アピタ、ピアゴ等で使用できる電子マネー
開始時期:2022年6月末権利確定分より
詳細はこちら
業績
今期予想を含む5年の業績では売上、営業利益、経常利益、純利益は右肩上がりです。
売上1兆円を超える企業でこの成長はすごいと思います。
一方で今期の21年11月10日に発表した1Q決算は売上+6.5%、営業利益△30.7%、
経常利益△27.9%、純利益△24.6%と増収、減益となっています。
セグメント利益では総合スーパー、テナント賃貸が前期比で苦戦しています。
1Qの決算は悪いですが、通期見通しは増収、増益予想となっています。
配当(株主還元)
配当方針は内部留保の充実に努めるとともに、持続的な成長にあわせて増配を継続する
「累進的配当政策」を基本としています。
配当実績は累進的に推移していますが、配当性向は20%弱のため、やや低めかなと
思います。ただ、配当性向に余裕があるので、今後も累進配当は期待できそうです。
また自社株買いはPBR1倍を下回る局面で機動的に実施することとしています。
配当性向が低いこともあり、配当利回りは1.06%と高くないです。
株価推移
約2年のチャートを見ると、コロナショックが発生した頃より、更に下げた状態です。
大きく下げ始めたのは今期1Q決算発表後からで、その後、下落トレンドです。
※TradingView提供のチャート
約10年のチャートを見ると右肩上がりでしたが、かなりおちました。下げ止まるか、
どこかで反転するか分かりませんが、2Q以降の業績は重要になりそうです。
※TradingView提供のチャート
まとめ
株主優待を新設した パン・パシフィック・インターナショナルHD(ドン・キホーテ)
の総合利回りは3.64%です。
今後、株主優待として注目される銘柄になりそうです。
利回り | |
---|---|
100株保有時優待利回り | 2.58% |
配当利回り | 1.06% |
総合利回り | 3.64% |
※2022.1.11時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。