今回は12月の株主優待銘柄でカタログギフトを設けている高配当銘柄 内外トランスラインについて現況を確認したいと思います。内外トランスラインは海上輸送会社で小口混載取扱に強みがあります。
基本情報
銘柄:内外トランスライン(9384)
株価:2,245(22/11/28)
予想配当利回り:3.79%
予想PER:4.56倍
実績PBR:1.38倍
時価総額:240億円
自己資本比率:74.9%(22年9月)
実績ROE:26.3%
予想配当利回りは3.79%。PERは4.56倍とかなり低い水準となっています。
自己資本比率は74.9%と高く、有利子負債0で財務が良好です。ROEは26.3%と非常に高い数値です。
株主優待内容
権利確定月:12月末
保有株式数:100株以上
優待内容:カタログギフト又は寄付
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 1,500円相当 |
200株以上 | 2,500円相当 |
4,000株以上 | 5,000円相当 |
100株保有時の優待利回りは、0.67%。
業績
22年12月期3Q 決算内容(実績)
- 3Q累計は営業利益49.8億円(+88.2%)、経常利益53.1億円(+93.9%)で前年比で大幅増益。
- 国内セグメントは海上混載やフルコンテナ単価が下落傾向にあるものの予想を上回って推移、航空貨物も好調。海外子会社でも独自取引を順調に取込好調。
22年12月期通期予想
- 通期業績見通しは10月28日に上方修正を発表、経常利益は当初予想47.8億円→70.1億円に増額。
決算 | 22年12月期 3Q実績 | 22年12月期 通期予想 |
---|---|---|
売上高 | 361億円(47.6%) | 485億円(37.5%) |
営業利益 | 49.8億円(88.2%) | 66.7億円(75.1%) |
経常利益 | 53.1億円(93.9%) | 70.1億円(78.7%) |
純利益 | 36.4億円(93.6%) | 48.0億円(72.5%) |
配当
配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
18年12月期 | 34円 | 28.8% |
19年12月期 | 34円 | 30.2% |
20年12月期 | 36円 | 41.1% |
21年12月期 | 50円 | 17.5% |
22年12月期(予想) | 55円→85円 | 17.2% |
今期の配当予想は当初55円でしたが、業績を上方修正したことを勘案し、
30円増額、85円に修正しました。
予想配当利回りは3.79%。
株価推移
1年チャートを見ると、10月28日の上方修正発表から、株価は上昇基調です。9月に付けた高値を超えられるかがポイントになりそうです。
【内外トランスライン 1年チャート】
5年チャートでは、コロナショック時の底値から好業績を背景に株価は2倍以上になりました。
【内外トランスライン 5年チャート】
※TradingView提供のチャート
まとめ
100株保有時の優待利回りは0.67%、予想配当利回りは3.79%、総合利回りは4.46%。
海上輸送関連の会社は高利回りが多いですが、内外トランスラインも好業績を背景に大幅増配を発表しました。一方、海上混載やフルコンテナ単価は下落傾向にあるため、来期以降の業績予想がどうなるか注目されます。
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※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。2022年11月28日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性があります。