来週、5月末の優待権利確定を迎えますが、今回は次月6月の株主優待銘柄を確認したいと思います。4%超の配当利回りの銘柄で東洋インキSCホールディングスです。印刷インキの顔料や粘着剤、フィルムなどを扱っています。
基本情報
銘柄:東洋インキSCホールディングス(4634)
株価:1,930(22/5/20)
予想PER:8.62倍
実績PBR:0.48倍
予想配当利回り:4.66%
株主優待情報
権利確定月:6月末(1年以上継続保有必要)
保有株式数:200株以上
優待内容:保有株式数、年数に応じて、オリジナルカタログから商品を選択又は寄付
200株以上(保有1年以上) | 1,000円相当 |
500株以上(保有3年以上) | 2,000円相当 |
200株保有時の優待利回りは 0.26%
業績(22年12月期1Q)
5月に発表した直近業績の22年12月期1Qでは、増収となりましたが、営業利益、経常利益は減益、純利益は前年とほぼ同じでした。
通期予想は前年比で売上高は増収、営業利益はほぼ同じ、経常利益は減益、純利益は増益となっています。投資有価証券売却益を見込んでいるため、純利益は大幅増。
通期予想は増収、増益を計画しています。
22年12月期1Q実績 | 前年増減率% | 通期予想の進捗率% | |
---|---|---|---|
売上高 | 742.4億円 | 8.6 | 23.9 |
営業利益 | 28.1億円 | △20.1 | 21.6 |
経常利益 | 39.0億円 | △7.5 | 27.9 |
純利益 | 31.6億円 | 0.1 | 25.3 |
22年12月期通期予想 | 前年増減率% | |
---|---|---|
売上高 | 3100億円 | 7.6 |
営業利益 | 130億円 | △0.0 |
経常利益 | 140億円 | △9.3 |
純利益 | 125億円 | 31.7 |
配当
配当実績と予想は以下のとおりです。
配当方針は安定的な配当を継続、中期経営期間(21年~23年)は配当下限90円(ただし、業績によっては見直し)。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
18年12月期 | 85円 | 41.9 |
19年12月期 | 90円 | 61.8 |
20年12月期 | 90円 | 87.3 |
21年12月期 | 90円 | 53.1 |
22年12月期(予想) | 90円 | 40.2 |
ここ数年間は90円配当を継続しており、配当性向も高く株主還元に積極的です。
配当利回りは4.66%
株価推移
2020年の年初からのチャートを確認すると、コロナショックで株価が下がった後は、レンジ相場で横ばいです。PERやPBRの指標は割安ですが、株価は上昇トレンドにのれない状況が続いています。
【東洋インキ チャート】
※TradingView提供のチャート
まとめ
200株保有時優待利回りは0.26%です。配当利回りは4.66%、総合利回りは4.92%です。
最近は優待廃止の件数も多いため、廃止になったときのインパクトを考慮すると、配当金による株主還元に積極的な会社は注目と思います。
※2022年5月20日時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。