3Q経常減益 通期予想届く?ヤマダHD 優待,業績,配当,株価推移について【22年3月期3Q】

スポンサーリンク



家電量販店の株主優待として人気なヤマダHDが22年3月期3Qの決算を本日発表したので、現況を確認していきます。株価は右肩下がり状態でしたが、最近は横ばいの状況です。

基本情報

銘柄:ヤマダホールディングス(9831)

株価:382(22/2/3)

予想PER:5.32倍

実績PBR:0.50倍

予想配当利回り:未定(前期実績18円で計算すると 4.71%)

株主優待情報

権利確定月:3月末、9月末

優待内容

年に2回、1000円毎に500円利用可能な割引券が贈呈されます。ヤマダデンキで使用できます。

優待利回りは 1.31%~3.93%となっています。

業績(22/2/3発表)

22年3月期3Q決算発表では、減収△7%ですが、会計基準の影響であり、実質は△1.1%です。前年に比べると営業利益△22.0%、経常利益△18.6%、純利益は+11.2%となっています。デンキ事業では、テレワーク、巣ごもり商品等による一過性需要に対する反動減があり、営業利益545億円と前年同期比で28.6%減となりました。住建事業では前年同期では営業損失△2.2億円から営業利益17.6億円と黒字転換しました。

22年3月期3Q決算の通期進捗率は経常利益で66.4%となっていますが、前期80.0%、前々期90.3%と比較すると、進捗率が悪く、通期予想の決算に届くか微妙な感じになってきました。ただし、純利益は80.5%と進捗率が高いです。

22年3月期3Q実績前年増減率%通期予想に対する進捗率
売上高1兆1928億円△7.070.7%
営業利益580億円△22.064.4%
経常利益644億円△18.666.4%
純利益475億円+11.280.5%
22年3月期通期予想前年増減率%
売上高1兆6860億円△3.8
営業利益 900億円△2.3
経常利益970億円△1.9
純利益590億円+13.9

2022年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

配当

直近の配当実績と予想は以下のとおりです。

年間配当金(円)配当性向%
18年3月期 13円35.3
19年3月期 13円71.4
20年3月期 10円35.2
21年3月期 18円28.6
22年3月期(予想)未定

配当方針としては、連結配当性向30%以上を目標とし、財政状況や当期業績等を勘案して決定するとしてます。今期は未定ですが、予想EPSは71.15円のため、連結配当性向30%から配当を予想すると、21円になりますが、この数値は難しそうに思えます。前期と同じと考えると18円。仮に18円とすると、予想配当利回りは 4.71%となります。また、中間配当は出してないため、期末に1回で配当が実施されます。

株価推移

株価は21年3月23日つけた高値626から一貫して右肩下がりとなっており、話題になっていました。その後、21年12月15日の安値379を付けた後、やっと横ばいとなり踏ん張っています。ここで下値を固めて、上昇トレンドに移行することを期待したいと思います。

※TradingView提供のチャート

まとめ

優待利回りは1.31%~3.93%、配当利回りは前期と同額水準と仮定すると4.71%。総合利回りは6.02%~8.64%と高いです。気になるのは、業績に関しては経常利益で見ると通期予想の達成は厳しそうにみえます。株価については、右肩下がりから横ばいになったので、この水準をかためられるかがポイントになりそうです。

優待利回り1.31%~3.93%
配当利回り4.71%
総合利回り6.02%~8.64%
※配当利回りは前期実績18円と仮定して算出

※2022.2.3時点の情報です。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。

株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました