大規模自社株買いを22年5月に発表したヤマダホールディングス(9831)の自社株買い状況を追っていますが、23年1月までの結果が出ましたので進捗を確認します。
2022年度 ヤマダHD 計画(上限) 200百万株(23.9%)、1,000億円
1月も自社株買いを実施して、累計は 約147.5百万株(計画比73.7%)、約695.8億円(計画比69.6%)となりました。株価は想定価格の500円未満で推移しているため、株数ベースの進捗率が高いです。自社株買いの期間は1年ですが、約9ケ月で進捗が73.7%(上限株数に対して)。このまま実施して、上限に近いところまでいってほしいですね。
グラフに各月の自社株買い金額と金額ベースの進捗率を表します。23年1月は約71.5億円の実績となりました。一方、株価の変化は少なく、横ばいが続いており、470円前後の推移となっています。
2月3日に23年3月期3Qの実績が発表されましたが、前年比で営業利益△32.2%、経常利益△31.6%となり、通期見通しの達成も厳しい状況にも見えます。一方、決算発表後も株価の反応はほとんどありませんでした。
時価総額は4500億円程度でこれまで700億円弱の自社株買いを実施しています。発表時、株価推移はどうなるかなと気になっていましたが、最初に上昇した後は、伸び悩む状況が続いています。