本日は12月の株主優待銘柄であるラックランドの優待、業績、配当について確認します。
食品工場・物流倉庫や店舗施設、商業施設の制作事業、メンテナンス、建築事業などを
行っている企業で、年に4回の株主優待を出している銘柄として知られています。
株価はコロナショック後、右肩上がりで好調です。
基本情報
銘柄:ラックランド(9612)
株価:3,055(21/12/22)
予想配当利回り:0.82%
予想PER:41.94倍
実績PBR:3.03倍
株主優待情報
権利確定月:3月末、6月末、9月末、12月末
保有株式数:100株以上
内容
権利確定月 | 株主優待内容 |
---|---|
3月末 | ECサイトクーポン2,500円相当 |
6月末 | 東北地方名産品3,000円相当 |
9月末 | ECサイトクーポン2,500円相当 |
12月末 | 東北地方名産品3,000円相当 |
合計11,000円相当の優待となります。
100株保有時 優待利回りは3.6%。
ECサイトクーポンで購入する商品はクーポン額面以上の料金ですので、
金額的には一部持ち出しになります。
業績
2021年12月3Q決算では表のとおり、減収、増益となっています。
事業別に売上を見たときに大きく変動があったところは、
食品工場・物流倉庫の制作事業では、物流倉庫の冷設工事や改修工事等が寄与したことで
前年比36.1%増となりました。
建築事業においては、工期が長い大型案件も多いことから利益のブレが
大きい事業ということもあり、△40.8%となっています。
通期予想は13%増収となっており、利益面では前期の赤字から今期は黒字転換見込みです。
21年12月期3Q実績 | 前年比% | |
---|---|---|
売上高 | 264.6億円 | △1.4 |
営業利益 | 0.5億円 | – |
経常利益 | 1.6億円 | – |
純利益 | 0.3億円 | – |
21年12月通期予想 | 前年比% | |
---|---|---|
売上高 | 420.0億円 | +13.0 |
営業利益 | 12.0億円 | – |
経常利益 | 12.5億円 | – |
純利益 | 7.0億円 | – |
配当
直近の配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向(%) | |
---|---|---|
17年12月期 | 25 | 28.1 |
18年12月期 | 25 | 219.3 |
19年12月期 | 25 | 22.4 |
20年12月期 | 25 | ー |
21年12月期(予想) | 25 | 34.3 |
配当方針:長期金利以上の利回りによる配当を目指し、
業績動向に応じ、様々な手法で株主に更なる利益還元を行うこととしてます。
長期金利以上の利回りとうたっている珍しい配当政策です。
現在の日本ではハードルが低いです。
ただ、直近の配当実績では、赤字になった前期含めて、25円を連続で出しており、
安定的に配当を継続しています。
現在株価で配当利回りは0.82%です。
まとめ
利回りをまとめると、100株保有時の総合利回りは4.42%です。
100株保有時優待利回り | 3.60% |
配当利回り | 0.82% |
総合利回り | 4.42% |
業績面では、前期は赤字決算となりましたが、今期は黒字化する見通しとなっています。
通期の営業利益、経常利益はコロナ前の水準を上回る見込みです。
株価はコロナショック後、右肩上がりで上昇トレンドが続いており、
コロナショックで付けた安値から既に、2倍以上の水準になっています。
総合利回りは4%超と高めですが、昨年購入した人は、インカムゲインよりキャピタルゲインで
儲かった人が多いと思われます。
※2021.12.22時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。