イオンファンタージは23年2月期上期決算を発表し、上期としては、コロナ前の20年2月期以来の経常利益の黒字となりました。イオンファンタジーはショッピングセンター内にアミューズメント施設等の運営を行っており、コロナ禍で厳しい経営状況でしたが、売上は回復傾向にあります。一方、決算発表後、株価は大幅続落しています。
4343 イオンファンタジー
23年2月期上期の営業利益は前期の△25.7億円→2.96億円に改善、経常利益は△28.6億円→13.31億円に改善し、営業利益、経常利益の黒字化を達成しました。ただし、経常利益13.31億円のうち、円安による為替差益12.58億円を計上しており、本業の儲けはまだ厳しい状況に見えます。
セグメントでは国内、アセアン地域の売上が回復し、セグメント損失からセグメント利益に転換、一方、中国はロックダウンの影響で売上が減少し、セグメント損失が拡大。
23年2月上期実績 | 23年2月期通期予想 | |
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売上高 | 350.7億円(24.4%) | 789億円(31.1%) |
営業利益 | 2.96億円(ー) | 26.0億円(ー) |
経常利益 | 13.31億円(ー) | 17.0億円(ー) |
純利益 | △3.16億円(ー) | 4.0億円(ー) |
株価の動向は年初の水準から一時、約2倍程度まで上昇した影響もあってか?、営業利益、経常利益の黒字転換発表後も大幅続落となりました。
本日は5%超の下落となり、22/10/7終値 2,997 前日比-178(-5.61%)。
今期予想配当は20円、配当利回りは0.67%
100株保有時の優待利回りは1.33%(優待券のみで算出、米含めず)
利回り自体はあまり高くないです。
【イオンファンタジー 1年チャート】
※TradingView提供のチャート
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