優待銘柄小売り2社 決算発表後 株価下落

スポンサーリンク



株主優待制度を設けている小売り2社が決算発表を行いましので、株価の反応と利回りを確認したいと思います。

3050 DCMホールディングス

DCMはホームセンター大手でカーマ、ダイキ、ホーマックなどを展開しています。

4/12に発表された22年2月期通期実績は減収、増益となりました。当初予想に比べ若干未達ですが、ほぼ予想に近い数値に着地しました。

23年2月期は増収、増益見込みで、予想EPS(一株利益)は128.19円を見込んでいます。

決算22年2月期
当初予想
22年2月期
実績
23年2月期
予想
営業収益4579億円(△2.8%)4448億円(△5.6%)4951億円(11.3%)
営業利益315億円(4.1%)306億円(1.3%)310億円(1.1%)
経常利益307億円(3.9%)303億円(2.6%)307億円(1.3%)
純利益190億円(2.2%)188億円(1.2%)190億円(1.0%)
*( )は前年増減率

配当は22年2月期は33円で決定しましたが、23年2月期は1円増額の34円を予想しています。配当利回りは3.31%

株主優待は保有株式数に応じて店舗で使用できる優待券を贈呈しており、100株保有すると、年に1回500円分が贈呈されます。3年以上保有すると2,000円に増額されます。3年未満の場合優待利回りは0.49%、配当とあわせた総合利回りは3.80%です。

今回発表後の株価は下落し、22/4/13の終値は 1,027 前日比-48-4.47%)で引けました。23年2月期は増収、増益見込みで、配当も増額ですが、なぜか株価はネガティブに反応しました。

【DCM 5日間チャート】

【DCM 1年チャート】

※TradingView提供のチャート

7520 エコス

エコスは関東に食品スーパーを展開している会社で株主優待制度を設けています。

4/12に発表された22年2月期通期決算は前年に対して営業収益+1.2%、営業利益+2.8%、経常利益+3.1%、純利益+150.7%と増収、増益となりました。

23年2月期予想は営業収益は微増ですが、営業利益、経常利益、純利益は減益を予想しています。予想EPS(一株利益)は275.95円を見込んでいます。

決算22年2月期
当初予想
22年2月期
実績
23年2月期
予想
営業収益1370億円(0.7%)1377億円(1.2%)1380億円(0.3%)
営業利益48億円(△16.4%)59.0億円(2.8%)50億円(△15.3%)
経常利益48億円(△18.2%)60.5億円(3.1%)50億円(△17.3%)
純利益30億円(92.9%)39.0億円(150.7%)30億円(△23.1%)
*( )は前年増減率

配当は22年2月期50円、23年2月期も50円(配当性向18.1%)を予想しており、配当利回りは2.73%です。

株主優待は保有株式数に応じて店舗で使用できる割引券またはお米を贈呈しており、100株保有の場合、年に2回 割引券3,000円分(又はお米2kg)が贈呈されます。100株保有時の優待利回りは3.27%、配当を合わせた総合利回りは6.0%です。

今回発表後の株価は大きく下落し、22/4/13の終値は 1,834 前日比-86-4.48%)で引けました。22年2月期実績は予想より増額となりましたが、3Qの進捗から織り込みずみだったようです。23年2月期の二桁減益はネガティブな内容でした。

【エコス 5日間チャート】

【エコス 1年チャート】

※TradingView提供のチャート

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。

株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします

タイトルとURLをコピーしました