総合利回り3%超 化粧品の9月株主優待銘柄

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今回は9月の株主優待銘柄で、配当利回りが2.6%、優待とあわせた総合利回りが3.6%~4.0%の銘柄 ホソカワミクロンについて現況を確認したいと思います。ホソカワミクロンは粉体関連装置の最大手で、薄膜関連事業も行っています。株主優待として、自社グループ商品の化粧品等を贈呈しています。

基本情報

銘柄:ホソカワミクロン(6277)

株価:2,620(22/9/12)

予想配当利回り:2.67%

予想PER:10.1倍

実績PBR:0.82倍

時価総額:451億円

自己資本比率:61.8%(22年3月)

実績ROE:10.9%

予想配当利回りは2.67%、PERは10.1倍と低い水準です。時価総額は451億円、自己資本比率は高く61.8%と財務が良好な会社です。実績ROEは10%超と高い数値となっています。昨年に株式を2分割しており、単元の投資金額は下がっています。

株主優待内容

権利確定月:9月末

保有株式数:100株以上

優待内容:保有株式数、保有年数に応じて、自社グループの化粧品、シャンプー、コンディショナー等を贈呈

保有株式数3年未満3年以上
100株以上2,500円相当3,500円相当
200株以上5,000円相当7,000円相当
1,000株以上10,000円相当15,000円相当

100株~200株保有時の優待利回りは0.95%~1.34%

業績

22年9月期3Q 決算内容(実績)

  • 3Q実績は増収、減益
  • 主力の粉体関連事業セグメントは前年比で売上高が9.2%増加したものの、外部購入品価格が想定以上に高騰した影響を販売価格に反映できなかったこともあり、減益△5.8%。
  • 受注高は前年比で+5.1%、受注残高+29.5%と好調。

22年9月期通期予想

  • 通期は増収、減益を見込む。
決算22年9月期3Q実績22年9月期通期予想
売上高476.7億円(9.5%)640億円(5.3%)
営業利益38.9億円(△9.8%)56.0億円(△12.1%)
経常利益40.3億円(△10.6%)56.0億円(△14.8%)
純利益31.2億円(△1.8%)42.0億円(△10.6%)
( )は前年増減率 

配当

配当実績と予想は以下のとおりです。

年間配当金(円)配当性向%
18年9月期55円21.4%
19年9月期55円21.3%
20年9月期55円26.8%
21年9月期67.5円23.3%
22年9月期(予想)70円27.0%
※分割考慮

配当方針は総配当性向30%を目途として、安定的な利益配分と配当金の増額に努めるとしています。過去実績では20%台、配当金も累進配当となっています。今期は70円(上期実績35円、下期予想35円)を予想しており、配当利回りは2.67%です。

配当方針の配当性向30%には少し余裕がある状況です。

株価推移

1年チャートを見ると、21年9月に3700円程度(分割考慮)まで上昇していた株価は下落基調となり、直近の半年間は現在の株価付近で横ばいの状況となっています。

ホソカワミクロン 1年チャート】

5年チャートでは18年1月に4300円程度を付けて、その後19年10月に1700円台まで下落、21年9月に3700円程度を付けて、現在に至ります。直近は横ばいとなっているため、今後の動きが注目されます。

【ホソカワミクロン 5年チャート】

※TradingView提供のチャート

まとめ

100株~200株保有時の優待利回りは0.95%~1.34%、配当利回りは2.67%、総合利回り3.62%~4.01%です。100株保有時の投資額は現在の株価で26.2万円です。株主優待として、年に1回の自社グループの商品を贈呈しています。配当利回りはそこまで高くないですが、配当性向は方針の30%まで到達しておらず、まだ余裕があります。業績面については、受注高は好調、今後は原価上昇を販売価格に反映できるかがポイントになりそうです。

  • このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。
  • 2022年9月12日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性がありますので、投資を検討される場合はご自身でも事前に確認をお願いいたします。
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