7月の株主優待銘柄は少ないですが、10万円未満の投資(100株の場合)で優待が得られる高配当銘柄のCasaについて確認したいと思います。Casaは家賃債務保証、養育費保証事業を行っている会社です。
基本情報
銘柄:Casa (7196)
株価:882(22/7/7)
配当利回り:3.40%
予想PER:19.21倍
実績PBR:1.32倍
株主優待内容
権利確定月:7月末
保有株式数:100株以上
優待内容:保有株式数に応じて、QUOカードが贈呈されます。
保有株式数 | QUOカード |
---|---|
100株以上 | 1,000円分 |
500株以上 | 2,000円分 |
1,000株以上 | 3,000円分 |
100株保有時の優待利回りは1.13%、100株保有の投資額は現在株価で88,200円。
業績
23年1月期1Q 決算内容
- 売上高△3.8%、各利益も大幅減益
23年1月期通期予想
- 通期では微増収、二けた減益を見込む。
決算 | 23年1月期1Q実績 | 23年1月期通期予想 |
---|---|---|
売上高 | 25.55億円(△3.8%) | 103.94億円(0.5%) |
営業利益 | 0.45億円(△66.4%) | 7.37億円(△28.9%) |
経常利益 | 0.78億円(△51.7%) | 8.05億円(△29.7%) |
純利益 | 0.24億円(△73.9%) | 4.59億円(△29.1%) |
配当
配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
19年1月期 | 26 | 33.2 |
20年1月期 | 28 | 30.9 |
21年1月期 | 30 | 49.7 |
22年1月期 | 30 | 46.2 |
23年1月期(予想) | 30 | 65.7 |
直近2年は30円の配当金を出していますが、過去に比べると配当性向が上昇気味です。今期予想配当は前期と同額の30円、配当利回りは3.40%です。配当性向が高くなっているのが若干気になります。
株価推移
1年のチャートでは、22年3月に安値733を付けてから下値を切り上げながら上昇しています。23年1月期1Q業績は6月に発表されているので、今期減益は織り込まれています。
【Casa 1年チャート】
※TradingView提供のチャート
まとめ
100株保有時の優待利回りは1.13%、配当利回りは3.4%、総合利回りは4.53%となります。今期業績は減益見込みですが、株価は下値を切り上げている状況です。
Casaはプライム市場に上場していますが、上場維持基準を満たしていないことから計画書を作成しています。基準の一つである流通株式時価総額100億円に対して、現在は68億円となっています。会社の計画では2025年1月期までに達成するように進めています。基準達成時の株価は1,400円のようなので、目標値としては20年1月期の株価1,535円をベンチマークにしています。株価上昇するには、やはり業績回復が重要と思われます。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。
※2022年7月7日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性がありますので、投資を検討される場合はご自身で事前に確認をお願いいたします。