5月の株主優待銘柄で20年7月に付けた高値から下げトレンドが継続しているクスリのアオキホールディングスについて確認したいと思います。
基本情報
銘柄:クスリのアオキホールディングス(3549)
株価:5,630(22/5/2)
予想PER:15.57倍
実績PBR:2.09倍
予想配当利回り:0.46%
株主優待情報
権利確定月:5月20日
保有株式数:100株以上
優待内容:保有株式数に応じて、株主優待カード(5%割引)又は地方名産品が贈呈されます。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 株主優待カード又は名産品2,000円相当 |
500株以上 | 株主優待カード又は名産品3,000円相当 |
1,000株以上 | 株主優待カード又は名産品5,000円相当 |
100株保有時の優待利回りは 0.36%
業績(22年5月期3Q)
3月末に発表された直近業績の22年5月期3Qでは、前期の経常利益137.7億円に対して、119億円となり、約13%の減益となりました(会計基準の違いがあり参考)。
通期予想に対する3Q進捗率は、経常利益で70.4%と若干悪いです。4Qの最初の月となる3月の月次売上高前年比は既存店で101%、全店で118%となっています。今期は既存店の100%超えは少ないので、改善傾向かもしれません。通期予想を達成するためには、4~5月の進捗が重要となります。
22年5月期3Q実績 | 前年増減率% | 通期予想の進捗率% | |
---|---|---|---|
売上高 | 2459億円 | ー | 72.8 |
営業利益 | 110億円 | ー | 67.5 |
経常利益 | 119億円 | ー | 70.4 |
純利益 | 77.2億円 | ー | 67.7 |
22年5月期通期予想 | 前年増減率% | |
---|---|---|
売上高 | 3380億円 | ー |
営業利益 | 163億円 | ー |
経常利益 | 169億円 | ー |
純利益 | 114億円 | ー |
配当
配当実績と予想は以下のとおりです。
配当方針は安定的かつ継続的な配当を実施することを基本とし、経営基盤強化のため必要な内部留保の充実等を勘案し、利益配分を決定するとしています。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
18年5月期 | 16円 | 5.7 |
19年5月期 | 18円 | 5.3 |
20年5月期 | 20円 | 5.1 |
21年5月期 | 23円 | 6.0 |
22年5月期(予想) | 26円 | 7.2 |
今期予想は26円で、配当利回りは0.46%と低いです。利益配分は経営基盤強化や成長のための投資に振り向けるということと思いますが、配当性向の低さ、株主還元の低さが気になります。
株価推移
20年7月13日に付けた高値10,220から下落トレンドは継続しており、22/5/2終値は5,630となり、約45%下落しました。以前に比べるとPERの割高感がなくなってきましたが(現在15.57倍)、どこで下げ止まるか分かり難い状況です。
【2年チャート】
※TradingView提供のチャート
まとめ
100株保有時優待利回りは0.36%です。配当利回りは0.46%、総合利回りは0.82%と低いです。
以前のような利益成長の軌道にのってくれば、株価の状況も改善してきそうですが、どうなるでしょうか。
個人的にはクスリのアオキでたまに買物をするので、できればクロスで株主優待を取得したい銘柄と思っています。
※2022年5月2日時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。