22/10/17にサムティが22年11月期3Q決算を発表しました。利益の進捗率は高いわけではないですが、本日の株価は上昇して引けました。
3244 サムティ
22年11月期3Q累計は売上高は前期比14%増、営業利益6.3%減、純利益30.5%減。一方、経常利益は37.7%増となりました。
主力の不動産開発事業は売上314億円(68.9%増)、営業利益54億円(11.8%減)、不動産ソリューション事業は売上190億円(29.5%減)、営業利益29億円(58%増)、またコロナ禍で厳しいホテル賃貸・運営事業は売上36億円(215%増)、営業損失20億円となりました。
22年11月期3Q実績 | 22年11月期通期予想 | |
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売上高 | 633億円(14.0%) | 1230億円(36.0%) |
営業利益 | 51.3億円(△6.3%) | 130億円(37.4%) |
経常利益 | 57.4億円(37.7%) | 135億円(66.6%) |
純利益 | 47.4億円(△30.5%) | 102億円(1.9%) |
営業利益は減益でしたが、為替差益44.7億円を計上したことで、経常利益は大幅増益となりました。これは、在外連結子会社に円建て貸付を行っており、当該会社がドル建てで財務諸表を作成していることによるもののようです。PLで円安メリットがでました。
通期予想に対する進捗率は経常利益で42.5%ですが、前期51.5%、前々期35.4%のため、今回特別に進捗が悪いことはないようです。
本日の株価は上昇して引けました。
22/10/18終値 2,296円 前日比+50円(+2.23%)
配当利回りは3.92%
サムティのホテル事業の売上高は全体からすると割合は小さいですが、3Q累計で20億円の営業損失となっており、今後、旅行支援やインバウンドで改善できると、全体の収益にもよい影響を与えるのかなと思います。
【サムティ 1年チャート】
※TradingView提供のチャート
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