イオンモール、イオンフィナンシャルサービスについて記事を書きましたが、同じくイオン系のイオンディライト(9787)についても確認したいと思います。イオンディライトは商業、オフィスビルの施設管理を行っている会社でイオングループの依存が大きく、イオンの子会社となります。また、株主優待も実施しており、保有株式数に応じて、イオンギフトカード2,000~8,000円分を年に1回贈呈しています。
4/7に発表された22年2月期実績は前年比で売上高+5.9%、営業利益+3.3%、経常利益+3.4%、純利益は△8.7%でした。当初予想していた数値に比べ、若干、売上、営業利益、経常利益は未達、純利益は達成しました。セグメントでは設備管理、警備、清掃、資材関連は好調、建設施工は環境工事等の需要減で減益。
23年2月期の通期予想は売上は減収見込みですが、経常利益は+7.7%増加を見込んでいます。
決算 | 22年2月期 *当初予想 | 22年2月期 実績 | 23年2月期 予想 |
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売上高 | 3250億円 | 3177億円(5.9%) | 3100億円(△2.4%) |
営業利益 | 165億円 | 157億円(3.3%) | 170億円(8.1%) |
経常利益 | 165億円 | 158億円(3.4%) | 170億円(7.7%) |
純利益 | 105億円 | 107億円(△8.7) | 107億円(0.3%) |
配当について、22年2月期は予想通り、年間84円(記念10円含)で配当性向39.4%。23年2月期は年間85円、配当性向39.7%を予想しています。配当性向35%を基準としてますが、中期計画で40%を目指すとしています。実績、予想ともに中期計画の配当政策の内容です。
今回の発表後の株価推移は、寄付きは前日に比べ、高くスタートしましたが、その後は株価は下がり、22/4/8の終値は 2,839 前日比-101(-3.44%)で引けました。終値ベースの配当利回りは2.99%、100株保有時の優待利回りは0.7%、総合利回りは3.69%となります。PER 13.27倍、PBR 1.50倍の水準に割高感はありません。
株価は昨年12月頃から下げ基調で4/8終値は2/25につけた直近安値も割り込んでいる状態で、チャート的にはあまりよい印象でない状況です。
【イオンディライト 5日間チャート】
【イオンディライト 5年チャート】
※TradingView提供のチャート
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