5%超の予想配当利回りとなっている菱洋エレクトロの株主優待、業績、配当、株価推移について
確認をします。1月権利確定の株主優待銘柄でもあります。
この会社はエレクトロニクス商社で半導体/デバイス、ICT製品、組み込み製品の販売、
設計・開発及び技術サポートなども行っています。三菱電機やインテルなどの製品を扱っています。
基本情報
銘柄:菱洋エレクトロ(8068)
株価:2,332(21/12/24)
予想配当利回り:5.15%
予想PER:30.48倍
実績PBR:1.10倍
株主優待情報
権利確定月:1月末
利回り自体は低いですが、下記条件に当てはまれば、ギフト商品および優待サービスを
受けることができます。
内容
株主優待内容 | 優待利回り | |
---|---|---|
500株以上,1年以上継続保有 又は1,000株以上保有 | 3,000円相当ギフト商品 及び 会員限定優待サービス | 0.13%~0.26% |
業績
2022年1月3Q決算では表のとおり、増収、増益となっています。
半導体/デバイス事業は主にデジタル家電向け半導体が増加したことにより、
売上高で100億円以上増加しました。
また、地域で見ると、アジア向けの半導体が大きく伸びています。
通期予想も増収、増益見込みとなっています。
22年1月期3Q実績 | 前年比% | |
---|---|---|
売上高 | 804.6億円 | +15.5 |
営業利益 | 15.1億円 | +79.0 |
経常利益 | 16.4億円 | +240.4 |
純利益 | 12.1億円 | +179.7 |
22年1月通期予想 | 前年比% | |
---|---|---|
売上高 | 1,000億円 | +4.4 |
営業利益 | 20.0億円 | +57.9 |
経常利益 | 19.5億円 | +115.4 |
純利益 | 13.5億円 | +67.5 |
配当
直近の配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向(%) | DOE(%) | 配当方針 | |
---|---|---|---|---|
18年1月期 | 60 | 691.0 | 2.3 | 還元性向100% |
19年1月期 | 60 | 144.2 | 2.3 | 還元性向100% |
20年1月期 | 80 | 150.8 | 3.2 | DOE3%目安 |
21年1月期 | 180(記念60円分含) | 511.5 | 7.6 | DOE5%目安 |
22年1月期(予想) | 120 | 154.1 | 5.5 | DOE5%目安 |
現在の配当方針はDOE5%を目安に実施してますが、表のとおり、還元方針は変遷があります。
(※DOEは株主資本配当率で株主資本に対して、どの程度の利益配分を行うかを表す指標)
配当性向は100%をいつも超えており、今後どこまで継続できるかがポイントになりそうです。
現在株価で予想配当利回りは5.15%です。
仮に今期予想EPSは76.5円ですので、配当性向100%だったときの配当利回りは3.28%まで
低下します。DOE5%を維持するには、更なる収益向上が必要となります。
株価推移
5年チャートを確認すると、21年1月につけた年初来高値3700円から約37%下落してます。
現在の株価付近でもみあい状態で方向間がつかみにくいです。
PERは約30倍ですので、割安感はないですね。
気になるのは、来期以降の配当方針です。このままDOE5%が続くのか。
※TradingView提供のチャート
まとめ
利回りをまとめると、総合利回りは5.28%~5.41%です。
条件を満たせば、3000円相当のギフト商品及び優待サービスを受けることができます。
配当利回りは5.15%と非常に高いですが、配当性向は100%を超えていますので、
利益が伴わないとずっと維持するのは難しいと思われます。
500(1年以上)~1,000株保有時優待利回り | 0.13%~0.26% |
配当利回り | 5.15% |
総合利回り | 5.28%~5.41% |
※2021.12.24時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。