本日は12月の株主優待銘柄であるキリンホールディングスの優待、業績、配当について確認します。
アサヒやサッポロと同様に12月末にビールなどの株主優待制度を設けています。
基本情報
銘柄:キリンホールディングス(2503)
株価:1,892.5(21/12/21)
予想配当利回り:3.43%
予想PER:18.24倍
実績PBR:1.83倍
株主優待情報
権利確定月:12月末
保有株式数:100株以上
内容
7種類の優待内容から選択
100株 :1,000円相当(例 ビール4本セット)
1000株:3,000円相当(例 ビール12本セット)
100株保有時 優待利回りは0.53%。
業績
2021年12月3Q決算では表のとおり、減収、減益となっています。
事業利益は落ち込みが大きかったところは、キリンビールが-133億円、協和キリン-46億円、
ミャンマー関連-53億円でした。3Qまでは減収、減益ですが、通期予想では増収、増益予想と
なっています。
21年12月期3Q実績 | 前年比% | |
---|---|---|
売上高 | 1兆3265億円 | △2.4 |
事業利益 | 1180億円 | △9.4 |
税引前利益 | 1003億円 | △12.9 |
当期利益 | 516億円 | △28.0 |
21年12月通期予想 | 前年比% | |
---|---|---|
売上高 | 1兆8700億円 | +1.1 |
事業利益 | 1700億円 | +4.9 |
税引前利益 | 1580億円 | +26.9 |
当期利益 | 865億円 | +20.2 |
配当
直近の配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向(%) | |
---|---|---|
17年12月期 | 46 | 30.5 |
18年12月期 | 51 | 30.5 |
19年12月期 | 64 | 94.1 |
20年12月期 | 65 | 76.0 |
21年12月期(予想) | 65 | 52.6 |
配当方針:2019年度より連結配当性向40%以上
増配傾向で推移してましたが、19年度以降は業績が低迷していることもあり、
配当性向は高くなり、配当増額もとまっている状況です。
現在株価で配当利回りは3.43%と高配当です。
まとめ
利回りをまとめると、100株保有時の総合利回りは4%弱です。
100株保有時優待利回り | 0.53% |
配当利回り | 3.43% |
総合利回り | 3.96% |
株価はコロナショック時、1800円台まで落ちましたが、その後、
上は2400円程度でレンジ相場で推移していました。
現在の株価はコロナショック時と同等まで低下しています。
21年3Qの実績値は減収減益で業績は低迷していますが、
通期では挽回して増収、増益決算を予想しています。
コロナ禍でビール事業は大変だったと思いますが、今後は業績の回復を期待しています。
リスク要因としては、ミャンマー事業合弁解消について決着していないことでしょうか。
2Qではカントリーリスク上昇の影響ですでにのれん減損損失として214億円を計上しています。
※2021.12.21時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。