写真撮影をお得にする 好財務 8月株主優待銘柄

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今回は子供の写真スタジオを全国で運営するスタジオアリスについて確認したいと思います。子供が減少する厳しい経営環境でも22年2月期は過去最高の営業利益を出しています。株主優待は自社店舗で利用できる写真撮影券を贈呈しています。

基本情報

銘柄:スタジオアリス(2305)

株価:2,316(22/7/29)

配当利回り:3.02%

予想PER:10.49倍

実績PBR:1.44倍

時価総額:398億円

自己資本比率:65.6%(22年2月)

実績ROE:13.5%

配当利回りはそこそこ高く3%程度、PERは割安感があります。有利子負債0で、自己資本比率は65.6%と高い水準です。ROEも10%を超えており、高い数値となっています。

株主優待内容

権利確定月:8月末

優待内容:保有株式数に応じて株主写真撮影券を1~10枚贈呈

四切写真プリント(フレーム付)、キャビネサイズデザインフォト(アクリルフレーム付)、B3サイズポスターのいずれかを選択できます。実際に株主優待券を使って、撮影すると、優待内容以外にもいろいろなアイテムの営業があると思いますので、その他の有料商品を選択する人も多いのかなと思います。

保有株式数株主写真撮影券
100株以上1枚
500株以上2枚
1,000株以上3枚
10,000株以上10枚

写真撮影券の価値を検討すると、

撮影代3,300円 + 四切写真6,490円 + フレーム2,750円 →合計12,540円(税込)

※上記は税込み、フレームサイズ約35cm×30cm

100株保有時の優待利回りは5.41です。

業績

23年2月期1Q 決算内容(実績)

  • 前年比で減収、減益
  • 1Qの売上高前年同月比は3月(91.9%)→4月(97.4%)→5月(104.9%),累計では97.7%と減収

23年2月期通期予想

  • 通期では増収、増益を見込む
  • 6月の売上高前年同月比は90.9%と低調
  • 通期決算は3Q(9-11月)の成績が一番重要のため、その時期の感染者数の状況が気になるところです。

決算23年2月期1Q実績23年2月期通期予想
売上高87.4億円(△2.6%)450億円(10.6%)
営業利益4.36億円(△55.4%)66.0億円(9.7%)
経常利益4.33億円(△56.1%)66.0億円(9.4%)
純利益1.69億円(△67.0%)37.5億円(3.8%)
( )は前年増減率

配当

配当実績と予想は以下のとおりです。

年間配当金(円)配当性向%
19年2月期 50円41.7%
20年2月期 50円70.2%
21年2月期 50円34.9%
22年2月期70円32.9%
23年2月期(予想)70円31.7%
※配当は2月の期末一括配当

配当方針は配当性向33.3%を目標とし、安定的な配当を目指しています。21年、22年はほぼ方針通り実施しています。今期は70円を予定し、配当利回りは3.02です。

株価推移

2020年以降のチャートを見ると、コロナショックで下げた後、株価は上昇トレンドに入り、業績も好調なことから、コロナ前の水準を上回って推移しています。ただし、現在の株価水準は昨年の高値を超えられない状況となっています。

スタジオアリス 2020年以降 日足ラインチャート】

※TradingView提供のチャート

まとめ

100株保有時の優待利回りは5.41%、配当利回りは3.02%、総合利回りは8.43です。スタジオアリスで写真撮影をする人には注目の株主優待です。子供が減少するなかで前期は過去最高益を達成し好業績でした。今期も増収、増益を見込んでいるものの、直近1Qの業績は振るわず、やはり稼ぎ時の3Qの決算内容次第になると思います。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

※2022年7月29日時点の情報です。配当、株主優待情報等は更新される可能性がありますので、投資を検討される場合はご自身でも事前に確認をお願いいたします。

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