キャッシュバックがお得な6月高配当,株主優待銘柄

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今回は6月権利確定で少し変わった株主優待制度を設けているGMOフィナンシャルホールディングスについて確認します。昨日、22年6月基準日の株主優待を発表しました。GMOクリック証券での取引手数料キャッシュバック、FX取引のキャッシュバック、口座残高のキャッシュバックから選択できます。

基本情報

銘柄:GMOフィナンシャルホールディングス(7177)

株価:770(22/6/22)

予想PER:10.4倍 ※

実績PBR:2.05倍

予想配当:EPS73.9×58%=42.86 ※

予想配当利回り:5.57% ※

※会社の業績予想、配当予想は非開示のため、四季報のEPS数値を参考

※予想配当はEPS×配当性向58%から算出(1Q実績の配当性向は58%)

株主優待情報

権利確定月:6月末、12月末 (今回の内容は2022年6月末基準日)

保有株式数:100株以上

優待内容:

  • 全コース共通:GMOフィナンシャルホールディングスの株式の買付手数料キャッシュバック
  • A~C コースから1つ選択
  • NFT マーケットプレイス「Adam byGMO」のオリジナルNFT贈呈

株主優待実施のお知らせ

【Aコース】GMO クリック証券での対象取引の取引手数料キャッシュバック、保有株式数(100株以上~5,000株以上)で最大3,000円~15,000円

【Bコース】GMO クリック証券での FX ネオ取引キャッシュバック、保有株式数(100株以上~5,000株以上)で最大3,000円~15,000円

今回は【Cコース】について詳細に確認します。

CコースはGMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行の連携サービス「証券コネクト口座」の対象期間中の平均残高に対してキャッシュバックが行われます。保有株式数とキャッシュバック率は表のとおりです。

対象期間(2022年6月末基準日の場合2022年10月1日~2023年月31日)は半年になるため、例えば1,000株保有時のキャッシュバック率は0.18%ですが、年利換算にすると、0.36%となります。最大キャッシュバック10,000円を受けるには平均保有残高は約555万円となります。残念ながら前回の株主優待と比べるとキャッシュバック率が半減したので、必要金額は倍増しました。それでも低金利の現在では、高い利回りと思います。

また、証券コネクト口座は22年6月22日現在0.11%の金利がつくため、1,000株保有の場合0.36%+0.11%=0.47%の利回りとなります。ちなみに証券コネクト口座の金利は毎月付与されます。

GMOクリック証券でクロス取引をする人でしたら、クロス時は証券コネクト口座から必要資金を確保し、余っているときは、戻すような形にすることも考えられます。

配当

配当実績と予想は以下のとおりです。

年間配当金(円)配当性向%
18年12月期 32.25円50
19年12月期 25.78円50
20年12月期 37.42円60
21年12月期 52.17円60
22年12月期(予想)42.86円58

20年12月期、21年12月期は配当性向60%でしたが、今期より方針を変更し、配当性向50%以上としています。予想配当は非開示ですが、四季報の予想EPSと配当性向58%から算出すると今期配当は42.86円で配当利回りは 5.57%となります。※業績が悪化しEPSが低下すると、配当も下がる可能性があります。

株価推移

チャートは2020年の年初からの推移となります。2021年初頭は暗号資産の活況もあり、一時株価は1,000円を超える場面もありました。その後は800円前後のレンジ相場となっています。配当利回りは高いものの人気化しない状況が続いています。他のGMOグループの銘柄と比較してもPERは低いです。

【GMOFHD チャート】

※TradingView提供のチャート

まとめ

株主優待として、預金金利のようなキャッシュバックも実施しているGMOFHDを確認しました。株主還元に積極的で配当利回りは非常に高い銘柄です。一方で株価自体は低迷中です。

懸念点は最近の暗号資産の下落でGMOコインの業績がどうなるかが気になります。22年12月期1Qの暗号資産事業は営業赤字2.1億円を記録していたので、2Qで更に悪化するのか、同程度で収まるかが全体の業績にも影響を与えると思います。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

※2022年6月22日時点の情報です。

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