株主優待ドラッグストア11社の業績,配当利回り,総合利回りランキング【22年7月】

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ドラッグストア業界は株主優待を設定している銘柄が多いですが、今回は11社の業績(予想)と配当利回り、総合利回りを確認したいと思います。

業績

ドラッグストア11社の今期業績予想(純利益、前年比%)、PER、時価総額を確認しました。表に時価総額の大きい順に並べて表しました。時価総額が一番大きいのはマツキヨココカラでウエルシア、コスモス薬品と続きます。唯一売上高1兆円を達成しているウエルシアは株価の時価総額ではマツキヨココカラに負けていますが、利益面の差が表れていると思います。

感染症後の反動で直近業績では減益になる銘柄も多かったですが、今期予想では11社中8社が純利益で増益予想です。大幅な増益ではなく+0.2%~+13.9%となっており、増益率が一番高いのはカワチ薬品でした。

PERはカワチ薬品の8.8倍~コスモス薬品の23.5倍まで幅があります。マツキヨココカラは17.7倍、ウエルシアは21.5倍の予想となっています。

配当利回りランキング

ドラッグストア11社の配当利回りランキングにしました。配当利回りが一番高いのはツルハの3.1%でサンドラッグ2.4%、カワチ薬品2.3%と続きます。ツルハは配当方針を変更し、配当性向50~70%にしたことで利回りが上昇しました。株価も反転し、今度どうなるか注目されます。

ドラッグストア業界の配当性向は8~50%となっており、ばらつきがありますが、現状では全体的に低い印象です。配当による還元よりも積極投資で利益を積み上げる方針が多いのかもしれません。今後、ツルハのように配当による還元を重視する銘柄が増えるといいなと思っています。

総合利回りランキング

ドラッグストア銘柄は株主優待も実施しており、100株保有時の優待利回りを算出し、配当利回りを足した総合利回りを確認しました。表に総合利回りの高い順に表しました。

一番高いのがカワチ薬品の4.6%でツルハ3.5%、サンドラッグ3%と続いています。カワチ薬品は総合利回りが高く、PER的にも割安のため、近くに店舗がある人にとっては注目の銘柄かなと思います。ツルハは配当方針を変更し、より株主還元に積極的になったところが注目です。

ドラッグストア銘柄は利回り自体は高くない銘柄も多いですが、利益はしっかり出しているので、株主還元が積極的になってくると面白い銘柄も多いなと思います。

8/5追記:GENKYDRUGは株主優待を年に2回から1回に変更したため、優待利回りは半減となります。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

※2022年7月13日時点の情報です。情報はできるだけ正確に確認しているつもりですが、保証するものではありませんのでよろしくお願いいたします。

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