今回は石油石炭、鉱業の業種の配当利回りや今期業績、自社株買いの状況について確認したいと思います。
配当利回りランキング（石油・石炭・鉱業）
業種が石油石炭製品と鉱業に分類される銘柄の予想配当利回りが高い順番に9社並べました。
予想配当利回りを順番に並べると、三井松島5.4％、ＥＮＥＯＳ4.4％、石油資源開発4.4％、日鉄鉱業4.2％、コスモエネルギー4.1％、ビーピー・カストロール4.0％、出光興産3.8％、ＩＮＰＥＸ3.7％、ニチレキ3.5％となっています。一番利回りが高い三井松島は前期80円から今期160円と倍増しました。普通配80円＋創業110周年、最高益記念配80円となっています。配当増額してもＥＰＳが高いため、配当性向は22％と低い数値です。
配当性向を見ると、ビーピー・カストロールが100％を超えますが、それ以外は12％～42％と高い水準ではないです。
※株価は2022年6月24日の数値
今期業績予想
今期の純利益は、前期比で石油資源開発が赤字から黒字転換、三井松島+76％、ＩＮＰＥＸ+34.5％と増益、そのほかは減益予想となっています。資源エネルギー関係の銘柄は在庫影響があるため、例えば、ＥＮＥＯＳでは在庫影響の分で21年度に対し、22年度は△3703億円を見込んでいます。
ＰＥＲはビーピー・カストロールが25.6倍で、それ以外は3.0～9.4倍とかなり低い数値となっています。
自社株買い
現在、自社株買いを実施している企業を確認しました。9社の中で3社実施しています。石油資源開発は昨年から実施しており、金額ベースの進捗率は約70％です。ＥＮＥＯＳとコスモエネルギーは大規模な自社株買いを発表し、5月から開始しています。この２社は規模が大きいので、株価の下支えになると思います。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。
※2022年6月24日時点の情報です。情報はできるだけ正確に確認しているつもりですが、保証するものではありませんのでよろしくお願いいたします。
