高配当でQUOカードの株主優待制度を設けているティーガイアが22年3月期通期決算と配当政策、株主優待変更を発表しました。決算内容、配当政策、株主優待変更後の利回り、株価の反応を確認したいと思います。ティーガイアは携帯電話の販売、代理店業務を展開している会社です。
基本情報
銘柄:ティーガイア(3738)
株価:1,680(22/5/6)
予想PER:9.37倍
実績PBR:1.33倍
予想配当利回り:4.46%
株主優待情報
権利確定月:9月末、3月末
優待内容
保有株式数、保有年数に応じて、QUOカードを贈呈。
今回の変更で半年以上保有が必須となりました。また、長期保有区分が1年以上⇒3年以上保有に変更となり、年間のQUOカードが増額されました。
※変更時期は22年9月権利確定分より
保有株式数 | 9月,3月 半年以上保有 | 9月,3月 3年以上保有 | 年間合計 (半年以上) | 年間合計 (3年以上) |
---|---|---|---|---|
100株以上 | 1,000円分 | 2,000円分 | 2,000円分 | 4,000円分 |
300株以上 | 1,000円分 | 3,000円分 | 2,000円分 | 6,000円分 |
100株保有時の優待利回りは 1.19%~2.38%。
300株保有時の優待利回りは 0.40%~1.19%。
業績(22/5/2発表)
22年3月期通期決算
- 増収、減益で着地、当初予想より売上高増加、各利益は減少
- TFM子会社化等により販売台数増加で売上高増
- 一部通信キャリアの手数料条件改定で利益減も、改善策を進め、利益率は改善傾向
23年3月期通期予想
- 売上高+1.4%、営業利益+6.0%、経常利益+0.1%、純利益は△5.5%
22年3月期 通期当初予想 | 22年3月期 通期実績 | 23年3月期 通期予想 | |
---|---|---|---|
売上高 | 4530億円 | 4764億円(12.6%) | 4830億円(1.4%) |
営業利益 | 134億円 | 105億円(△24.7%) | 112億円(6.0%) |
経常利益 | 184億円 | 153億円(△22.3%) | 154億円(0.1%) |
純利益 | 120億円 | 105億円(△18.9%) | 100億円(△5.5%) |
配当
直近の配当実績と予想は以下のとおりです。
年間配当金(円) | 配当性向% | |
---|---|---|
18年3月期 | 55 | 30.2 |
19年3月期 | 75 | 30.2 |
20年3月期 | 75 | 33.1 |
21年3月期 | 75 | 32.1 |
22年3月期 | 75 | 39.5 |
23年3月期(予想) | 75 | 41.8 |
23年3月期から配当方針を変更し、連結配当性向30%→40%目安となります。一方で23年3月期は利益が減額する見込みのため、増配予想ではなく、前期と同額の75円予想です。
現在株価で配当利回りは 4.46%。
株価推移
2020年以降のチャートを見るとコロナショックの下落後、株価は回復していない状況が続いています。今回の決算、優待変更の発表がありましたが、株価の動きはあまりなく、22/5/6終値は1,680 前日比+9(+0.54%)で引けました。
※TradingView提供のチャート
まとめ
100株保有時の優待利回りは1.19%~2.38%、配当利回りは4.46%、総合利回りは5.65%~6.84%。
株価は低迷中ですが、配当利回りが高く、株主優待もあり、総合利回りも高いので、インカムゲインを狙いやすい銘柄の一つと考えています。
※2022.5.6時点の情報です。
※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。
株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。