高利回り,好財務で3Q過去最高益5月株主優待銘柄

5月の株主優待銘柄で高利回り、好財務のＴＡＫＡＲＡ＆ＣＯＭＰＡＮＹについて確認したいと思います。以前は宝印刷でしたが、商号変更により現在の社名に至ります。ディスクロージャー関連事業、通訳・翻訳事業を行っています。

基本情報

銘柄：ＴＡＫＡＲＡ＆ＣＯＭＰＡＮＹ（7921）

株価：1,868（22/4/28）

予想PER：14.43倍

実績PBR：1.10倍

予想配当利回り：3.10％

株主優待情報

権利確定月：5月末

保有株式数：100株以上

優待内容：保有株式数、保有年数に応じて選べるギフトが贈呈されます。

保有株式数	3年未満	3年以上
100株以上	1,500円相当	2,000円相当
2,000株以上	3,000円相当	3,500円相当

100株保有時の優待利回りは　0.80％（3年未満）

業績（22年5月期3Q)

3月末に発表された直近業績の22年5月期3Qでは、前年比で売上+4.2％、営業利益+67.8％、経常利益+57.9％、純利益+80.7％となり、増収増益で3Q実績としては、売上、利益ともに過去最高を記録しました。通訳・翻訳事業の業績が回復し、売上高で前年同期比+22％、利益も前年のセグメント赤字から黒字転換しました。

通期予想に対する進捗率は、営業利益で86.1％と高いです。前年の同時期の進捗率は53％だったことを考えても現在の進捗率は高いです。

配当

配当実績と予想は以下のとおりです。

配当方針は安定配当、配当性向40～50％を目安。

	年間配当金（円）	配当性向％
18年5月期	50円	50.3
19年5月期	50円	45.2
20年5月期	54円	38.8
21年5月期	54円	41.5
22年5月期（予想）	58円(記念含む）	44.7

今期予想は記念配当4円を含んで58円を予想しており、配当利回りは3.10％と高いです。

財務は良好で22年5月期3Q時点の自己資本比率は79.2％と非常に高いです。

株価推移

ここ１年のチャートを見るとレンジ相場で動いており、大きく変動はしていませんが、今年に入ってから下値を切り上げてきているのは好印象です。ただし、気になるのは3Q決算が発表されたときも株価の反応はよくなかったので、通期決算が発表となったときにどちらに動くのか分かり難いです。

【1年チャート】

※TradingView提供のチャート

まとめ

100株保有時優待利回りは0.80％です。配当利回りは3.10％、総合利回りは3.90％となっています。

直近の3Q実績も過去最高益を記録しており、通期決算が注目されます。

※2022年4月28日時点の情報です。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。

株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。