債務超過解消しても厳しい状況 DDホールディングスの優待,最新決算,配当,株価推移について

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先日、22年2月期3Q決算を発表したDDHDについて確認します。

事業が飲食店運営なので、コロナ禍で大変な状況ですが、前期の債務超過を解消し、

自己資本比率0.1%となりました。

基本情報

銘柄:DDホールディングス(3073)

株価:544(22/1/24)

予想PER:41.18倍

実績PBR:307.34倍

予想配当利回り:ー

株主優待情報

権利確定月:2月末

優待内容

1枚1,000円の株主優待券またはお米が贈呈されます。

保有株式数株主優待券を選択しば場合お米を選択した場合
100株以上6,000円
600株以上12,000円5kg
1,200株以上24,000円10kg
6,000株以上 36,000円15kg
12,000株以上 48,000円20kg

100株保有時の優待利回りは11.0%と高いです。

業績

22年2月期3Qは△28.6%減収となりましたが、時短協力金等助成金収入62.6億円(累計)を

営業外収益に計上したため、前期経常損失76.6億円から今期は経常利益2.9億円と大幅改善しました。

3Q売上の通期予想進捗率は39.8%のため、通期売上については、下方修正になると思いますが、

経常利益は99%とほぼ達成しています。

また、3Q決算で自己資本比率が0.1%となりました。(前期3Qは債務超過)

今期は助成金収入のおかけでなんとか黒字化になりそうですが、コロナ禍では厳しい状況が

続きそうです。DDの関連会社であるゼットンをアダストリアがTOBしている最中ですが、

現時点ではDDがTOBに応募する事実はないとしています。ただ、株主優待券の使用店舗変更の

リリースも発表しているし、どうなるのでしょうか。

22年2月期3Q実績前年増減率%通期予想に対する進捗率
売上高132.5億円△28.639.8%
営業利益△60.6億円
経常利益2.9億円99%
純利益2.7億円116%
22年2月期通期予想 前年増減率%
売上高333.0億円41.8
営業利益 3.2億円
経常利益3.0億円
純利益2.3億円

配当

直近の配当実績と予想は以下のとおりです。

年間配当金(円)配当性向%
18年2月期 7.5円11.3
19年2月期 9円12.7
20年2月期 9円9.6
21年2月期 0円
22年2月期(予想)上期0,下期未定

20年2月期以前は配当性向10%程度の配当を出していましたが、現在の業績や資本状況から

今期の配当は難しそうです。

株価推移

約2年のチャートでは、コロナショックで下落後、株価は回復できず横ばいで推移しています。

株価が回復するには、今後の業績改善が重要になってきそうです。

※TradingView提供のチャート

まとめ

コロナ禍の業績悪化は企業努力のみでは厳しい状況で、今後、業績回復するには、

コロナの収束が重要です。また、債務超過は脱出したものの自己資本は乏しいため、

優待利回りは高いですが、投資は注意が必要と思います。

利益が出ていないと株主優待の改悪にもつながる可能性もあります。

※2022.1.24時点の情報です。

※このブログは特定銘柄を推奨、非推奨するものではありません。

株式投資はリスクがあるため、投資判断は自己責任でよろしくお願いいたします。

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